質問

タイトルどおりなのですが、もし火力発電を全て取りやめて、100% 原発に依存するようになれば、CO2 の削減に貢献する事になりますか?

あるいは、自然破壊という反対意見を押しのけて、昔ながらの水力発電をどんどん建設していけば、これも CO2 の削減に貢献する事になりますか?

もし貢献するとなった場合、例えば自然保護運動家たちは、どの発電方式がベストと考えると思われますか?

彼らを揶揄する意図は無いのですが、この地球環境にとって、一体何が良くて、何が悪いのか、よく分からなくなっています。

ただ、付随する社会的影響力を考えるとキリが無いので、あくまでも発電だけに焦点を当てたいと思います。

通報する

回答 (10件)

>server タイトルどおりなのですが、もし火力発電を全て取りやめて、100% 原発に依存するようになれば、CO2 の削減に貢献する事になりますか?

できません、たしかに`発電時`はCO2ゼロですが、
処理、燃料の精製など入れると火力発電所と同等か、
それ以上のエネルギー(石油)を使います。
よって、二酸化炭素削減に貢献することはできません。


>あるいは、自然破壊という反対意見を押しのけて、昔ながらの水力発電をどんどん建設していけば、これも CO2 の削減に貢献する事になりますか?

それはないです。

>もし貢献するとなった場合、例えば自然保護運動家たちは、どの発電方式がベストと考えると思われますか?
※火力発電所です。
※ココが参考になるでしょう
http://env01.cool.ne.jp/ss02/ss022/ss0225/ss0225 …

この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、原発は意外にCO2削減どころか、増加の原因になるのですね。 これは始めて聞きました。
私たちは「原発神話」に振り回されているのかも知れないですねえ。

誤解されている方が多いようですが、原子力発電でも出力調整運転は可能です。ただし、火力ほどレスポンス良くはできません。
フランスは発電の8割以上を原子力発電で賄っていて、原子力以外で需要変動を吸収することができないので昔から出力調整運転をやっています。
国内では、四国電力が伊方発電所でやろうとしたことがありますが地元の反対にあって断念しました。反対の理由は危険ということでしたが、科学的な根拠があってのことではありません.
技術的にも、法的にも、国内の原子力発電で昼は100%、夜は50%といった穏やかな出力調整運転を行うことに何の問題もありません。

この回答へのお礼

有難うございました。
原発は調整が難しいという話をよく聞きますが、実際にはそうでもないのですね。 たしかにフランスは原発大国でほとんどの電力を原子力で賄っていると言われています。
となると、環境保護の観点からも、中東依存体質から脱却するためにも、やっぱり原発を増やすしか残された道は無さそうですね。
ただ、日本は「核アレルギー」が多分世界一強い国かなと思いますので、その辺、難しいですね。

> もし貢献するとなった場合、例えば自然保護運動家たちは、どの発電方式がベストと考えると思われますか?

空想レベルの話であれば、宇宙からマイクロウェーブを送って電力を
供給する方法も考えられては居ます。

本当に自然保護を考えるのでしたら、江戸時代ぐらいの文明水準まで後退
させるのも選択肢の一つだと思うのですが、そう言う声は聞きませんね…(汗)

この回答へのお礼

有難うございました。
環境保護団体ですが、「100年前の水準に戻ってもいいから、自然環境は絶対に守るべき」という主張はありませんねえ。
環境保護の運動は主張するけど、今の水準は自分たちも享受したい、昔に戻るなんてあり得ないという矛盾した考えを持っているように感じますね。
この辺がどうも受け入れられない要因かなと思います。

原理的には可能です。

ただし原子力発電所はそ発電力調整がなかなかできないので昼間だけまわして夜休ませるという運転ができないのです。始動準備に何日もかかり、停止にも何日もかかります。
しかし、電力需要というのは夏の昼間のピーク時と春秋の夜間では何倍も差があります、深夜に余剰する電力は揚水発電などに蓄えられますが、それとて限界があります。原子力100パーセントだと、人間の活動を今よりもっと24時間分散型にして、今のように工場やコンビニだけじゃなく、市役所もオフィスも電車も24時間稼働にするか、どこかに熱として棄てる以外にありません。これはあまりにも無駄で環境破壊的ですね。

水力発電はおっしゃるように環境破壊の面で限界に達していると思いますのでこれはパス。

個人的には
深夜などの基礎部分は原子力に依存し、太陽光、地熱、風力などの組み合わせで足りない分を供給する、う~ん夢みたいだな。しかし石油がこんなに高騰すると代替えエネルギー開発にかけるお金も比例して多くなりますから、それほど夢物語でもなくなっている気がします。
太陽光や風力は不安定なエネルギーですが、温泉地などの地熱を大規模に蓄熱する施設などを建造し、需要に応じて電力に変換する技術を確立すればどうでしょうかね?

まぁ太陽光発電のエネルギー変換効率が今の倍くらいに上がれば、一気に解決に向かいそうですが、そうなったらそうなったで、今世界的に拡大している資源国のオイルマネーの凋落が大規模な世界恐慌を引き起こす恐れも否定できないのではないかなぁ。

この回答へのお礼

有難うございました。
原理的には一応、可能なんですね。
ただ、現実問題としては問題が山積するという事ですね。

オイルマネーの凋落ですが、世界恐慌の引き金になるかも知れないですが、一度、天誅を加えて大損させてみたいものです。 あいつらのお陰でどれだけの人々が原油高に苦しんでいるか ・・ 本当に恨み骨髄ですね。

「もし火力発電を全て取りやめて、100% 原発に依存する」ことが可能かという点に焦点を当てます。

まず電力界社の都合ですが、一番の悩みは夏の昼のような需要のピークに併せて、それをまかなうことができる以上の発電設備が必要なんですが、夜間のように電力需要が落ち込んだ時に、多くの発電設備が遊んでしまうのが悩ましいのです。そのため夜間割引などで昼のピークを減らし、夜間の需要を増やそうとしています。これは昔からの問題で、揚水発電のように、夜間電力で水を汲み上げておいて、昼にその水を落として発電するなんでことが行われてきました。

さてさて原発ですが、原発はその危険性からか、主たる消費場所の都市から離れた場所に作ります。例えば、東京電力なら新潟ですね。

夏の昼など、電力の需要が急に上がる場合、遠い発電所だと電気を「運んで」くるのが大変なんです。「運んで」と言いましたが、電気は電線を流れるだけなんですが、途中の線路のあちこちを調整する必要があるのと、遠くから運ぶとロスが大きい、流せる電流に上限があるなどの理由で、そう簡単ではないのです。

この電力需要のピーク対策として、東京なら東京湾に沿っていくつもの火力発電所があり、これら消費地の近くにある火力発電所がピーク需要の多くをまかなっているのです。

もうひとつ。No.1 さんのご回答のように原子力発電所の出力はあまり変動しないものとして運用されています。実際、急激に出力を変動させるような運用実績がほとんどなく、反対派は危険が増すと主張したりもしています。また、原子力は火力に比べ建設費が非常に高いので、出力を変動させると稼働率が下がってしまい、発電コストが上昇してしまいます。

ということで、現実問題として、原子力発電だけで 100% 電力需要をまかなうのは難しいようです。

蛇足ですが、太陽光発電は需要と発電のピークが重なるので、ピーク対策としてはかなり有効なはずなので、もっと電力界社の買い取り価格を上げてもペイするはずですし、そうすれば普及ももっと進むはずなんですがね。また消費場所の近くで発電するので「運ぶ」ためのコストも安くすみますし。とはいっても太陽光発電だけで 100% まかなう事も不可能です。

この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、原発というのは意外にコスト高で、融通が利かないものなんですね。 ただ、本当に自然環境だけを考えると、やっぱり原発しか ・・ と思ったりもします。

太陽光発電ですが、聞いた話では昔は一戸建てを新築する時、ソーラーパネルを屋根に設置した場合、費用の半分以上、国からの補助があったようですが、今もその割合が減ってしまったため、誰も興味を示さないようです。

これなどは初心に戻って、もう一度補助制度を復活させるべきと思いますね。 その方が国全体として見た場合、結局は安上がりになるのではないかなと考えました。

>もし火力発電を全て取りやめて、100% 原発に依存するようになれば、CO2 の削減に貢献する事になりますか?

コスト的には微妙かもしれませんがCO2の削減は出来るでしょう。

ただし、原子力発電所は国内に大量に作るわけにはいかない施設なので必然的に大出力の発電所を少なめに建設することになります。これが原因で地震などの天災に非常に弱くなります。1箇所が停止すると発電量の数%が失われるので大規模な停電の可能性すらありますね。正直言って現実的ではないです。

>自然破壊という反対意見を押しのけて、昔ながらの水力発電をどんどん建設していけば、これも CO2 の削減に貢献する事になりますか?

安定して発電できればCO2削減になるでしょう。

ただ、降水量で発電能力が変動する水力発電100%の国家というのは危険だと思います。降雨量が少ない状態が続けば電力不足になりますね。それに日本国内に残っているダム建設が可能な場所と必要とする電力量を考えると需要>供給という状態になる地域もありそうです。少なくとも沖縄は電力ゼロになりますね。まあ、沖縄が電力ゼロになるのは原子力100%の場合でも同じですけど。

>もし貢献するとなった場合、例えば自然保護運動家たちは、どの発電方式がベストと考えると思われますか?

多分、太陽光発電か風力発電あたりが自然に優しいと言う、または代替案を考えずに現在の発電方法は環境に悪いと叫び続けますね。私の考えとしては前者は普段から環境のことを真剣に考えている活動家、後者は自称自然保護活動家が言いそうだと思っています。日本人は周囲の意見に流されやすいのでまともな知識を仕入れずに自然保護が大事だという人も多いですからね。

個人的には日本の国土面積を考えると必要な電力全てをCO2発生量の少ないものに変えるのは現状では無理だと思います。風力発電は建設可能な場所が国内に少ない、太陽光発電は発電効率が悪すぎる、水力発電は必要電力量>発電量の地区が生まれる、原子力は災害に弱すぎるなど全てに問題が残っています。将来的には可能かもしれませんがしばらくは現状維持がベターだと思いますよ。

この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、日本の発電の現状が分かりました。
原子力や水力、それに火力、これらをバランス良く保つしか方法は無さそうですね。
どれ一つ取ってみても、それだけで全ての電力を賄う方法は今のところは存在していないようですね。

>あるいは、自然破壊という反対意見を押しのけて、昔ながらの水力発電をどんどん建設していけば、これも CO2 の削減に貢献する事になりますか?

ダムを造れる場所があればでしょうが、国内にあるかなあ?
無ければ意味がありません。

発電はニュースを見てれば分かるとおり季節等で変動があります。
東電の説明ではないですが、「定格出力に適した方法」と「変動が容易な方法」を組み合わせる必要があります。
余った電気を貯めることが出来ませんので。

太陽光や風力発電は自然に優しいんですが、「コスト高」と「安定供給」に難がありますので、サブとして使うことは出来そうですが、メインには成り得ないでしょう。
も一つ、「自然を守るためのコスト高」を甘受する国民性が日本人には無いと思います。

この回答へのお礼

有難うございました。
> 自然を守るためのコスト高」を甘受する国民性が日本人には無い ・・
たしかに欧米人と比べて、日本人がどこまで自然のためのコスト高を我慢できるか、疑問ですね。
この辺は文化の違いが大きいですね。

もし電力を 100% 原発に頼れば、CO2 は削減しますか?

まずは、電力のCO2の算出方法を確認した方が良いです
これが判らないと議論の使用もありません
ので勉強することお勧めします

私は原発はCO2を削減するとは思ってません
・地震などの莫大な補修比は現在の電力からでるCO2には含まれて居ません
 新潟地震で6500億円も修理費用を計上した

・今後の耐震強化の費用もCO2産出には含んでいない

・原発解体費用も現在のCO2算出内容に入ってない
 これも莫大な金額でその方法も検討段階で研究中

 だからトイレが無いと言われるだよね

・原発関連の研究費もCO2産出には含んでいない

また
・使い終わった放射能を含んだ物を保存に対しても掛かる費用のCO2も踏むまれていない
 30万年間も保存との話もあります

したがって本当のCO2発生量が不明確なのですが多分火力より多いと思います

また原子力発電の一番の難点は・・・・急激に出力調整が出来ない点です

 昼間の最大需要にあわせると夜中の一番必要ない時でもその最大需要ままの発電量をほぼ維持しないといけません

 したがって無用な発電が熱に変わりますのでこれも問題なります


あるいは、自然破壊という反対意見を押しのけて、昔ながらの水力発電をどんどん建設していけば、これも CO2 の削減に貢献する事になりますか?

 これも難しい所です
 ダムは・・・・泥が堆積すると寿命です また溜まった泥をどうするのか・・・・ってのが今後の課題なんです
 これも永久にやるのも無理

 また他の発電方法にも一丁一端がありどれが良いのかは非常に難しいことです

 スエーデン見たいに風力発電を10%位にしても1%しかCO2削減効果は無い(試算方法は知りませんので放送されていた内容です)

 一般にCO2が少ないのがLPG発電です火力発電の1/2程度CO2と言われている
 また太陽光発電も現在の効率ではCO2を減らすよりむしろ増やしてます
 太陽光発電を生産等のCO2を後から回収しようとしているが全部回収するのに実際は30年以上掛かります

 現在の太陽光発電が何とかギリギリペイするのは・・・・政治政策補助のおかげなのでこの分を減らして計算するのが正しい

政治政策補助の例
 自然エネルギーを発電を電力会社に高く買って貰う政治政策が多い

 原子発電 6円 1kw/hのコスト
 ただし原発解体費用、研究費、使用済み燃料保管などの費用は含まず)
 火力 10~12円程度1kw/hのコスト

 一方家庭に販売しているのは
 23~25円 1kw/h

 一方法律により自然発電の買い上げの値段
 22円程度1kw/h

 なのでこんな値段で電力会社が買うと赤字で買ってます

 実際は1kw/h10円程度が本来の値段なのでいかに優遇されているかが判ります

 仮に全部自然エネルギーにすると
 配電設備の費用及び不足時にバッアップする設備など入れると
 1kw/h40円にもなりそう

 まあ、費用効果点で

 水力、火力、LPガス、石炭、原子力、自然エネルギーが混ざしか無いです

 最後はミニ太陽発電ができるか
 超伝導等が実用化になれば話は大きく変化してきますので今後の新しい技術に期待するしか無いのが実用で

 これといった現実の解決策は無いのが実情

 


 

この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、建設から維持、それに解体まで考えると、必ずしもCO2排出量の削減に直結しないのですね。
理論的には原発よりもっと環境にやさしい発電方法が考えられるでしょうが、「大量安定供給」という絶対条件を満たすものは、今のとこは無いですね。
「最悪、停電してもいいや」くらいの考えがあればいいでしょうが ・・

原発でも水力発電でもCO2排出量は削減できるでしょう。

あくまで現在大気中にあるCO2の削減ではなく、CO2排出量の削減です。

ただ、原発は核廃棄物や事故発生時のリスクが高すぎます。

やはり近未来では太陽光と風力がいいのではないでしょうか。
課題は安定供給ですね。
遠い未来を想定すると常温核融合でしょうか。

この回答へのお礼

有難うございました。
すみません、おっしゃるように「CO2排出量の削減」でした。
原発の危険性とCO2排出量と、どちらを避けるのが地球や人類のためにベターなのか、難しい問題ですね。

>もし火力発電を全て取りやめて、100% 原発に依存するようになれば、CO2 の削減に貢献する事になりますか?
●なります。
ただし、原子力発電は定格出力で運転するのを得意とする(負荷変動に追随して出力を可変にするのが非効率)ので、ベース発電としてはいいのですが、負荷変動分にどのように対応すべきかが課題となります。

>昔ながらの水力発電をどんどん建設していけば、これも CO2 の削減に貢献する事になりますか?
●水力発電の開発はもはや頭打ちに近いでしょう。つまり、水力発電に適した場所(ダム建設に適した場所)というものがないのです。

>もし貢献するとなった場合、例えば自然保護運動家たちは、どの発電方式がベストと考えると思われますか?
●太陽光発電や風力発電などがお勧めなのでしょうが、これらはコスト的に商業ベースには乗りませんし、第一、供給力が不安定で主たる発電方式にはなり得ないと考えます。

この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、実際問題として水力発電に適した場所が無いとなれば、発電だけを考えると、やはり原発のシェアを増やすしか CO2 削減に貢献する方法は無さそうですね。
でも、それを言えば、「原発を増やすなんて!」 と、批判の嵐が待っていると思うし、難しいですね。
太陽光発電や風力発電で、国全体の発電を賄うのも不可能だし ・・

このQ&Aは役に立ちましたか?5 件

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

新しく質問する

新しく質問する

このカテゴリで人気のQ&Aランキング