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  • 政府、海外漂着物対策に着手 太平洋に150万トン漂流

     政府は18日、東日本大震災の津波で海外に漂着したがれき対策の検討に着手した。漂着物は、たどり着いた国が処理する原則はあるが、震災のがれきは現在も約150万トンが太平洋上を漂流しているとみており、処分の費用負担を含め対応が必要と判断した。

     斎藤勁官房副長官は18日に官邸で開いた各府省連絡会議で、具体的な取り組みを検討するよう各府省に指示した。竹歳誠官房副長官は会議終了後、記者団に「実施可能な対策のメニューや各府省の役割分担を考える」と述べた。

     政府は今後も漂流物が北米大陸の太平洋岸に到達する可能性が高いとみており、漂着先のシミュレーションを実施する予定。

      【共同通信】