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松井 メジャー10年目への本音「もう1000万ドルの選手じゃない」

松井
ロッカー整理を終え車に乗り込む松井
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 アスレチックス・松井秀喜外野手(37)の2011年シーズンが終了した。打率・251、12本塁打、72打点。満足のいく1年ではなかった。1年契約が切れたア軍は再契約を検討しているが、年俸の減額など厳しい条件提示が予想される。ただ27試合で守備に就くなど、両膝の手術から完全復活の兆しも見せた。メジャー10年目、プロ20年目となる来季に向け、本音を聞いた。

 ――今季は膝の調子が術後一番いいと言って、開幕した。

 「膝の調子はずっと良かった。体調という意味では凄く良いシーズンだったけど、いい結果は出なかった」

 ――今年納得いった点、不完全燃焼な点は。

 「納得いったところなんてない。確かにこんなにいっぱい守るとは思っていなかったし、ちゃんとできたとは思うけど守備ももっとできるんじゃないかな。打つ方では全くだったね」

 ――打率・209と低迷した前半戦に葛藤は。

 「後半戦打つしかないってそれだけだった。そんなところで一喜一憂していられない」

 ――苦しんだ時期、引退を含め今後の野球人生を考えたか。

 「そんな大げさなことは考えていないよ」

 ――後半戦は対照的に打率・298。切り替えられた要因は。

 「いいことは分析しない。結局悪かったことをどうするかだからね。それにいいって言ってもめちゃくちゃ良かったわけじゃないし、夏に良くなるのは例年通り」

 ――スイング自体が変わったのか。

 「説明しづらい部分ではあるけど(打った)感じが違うから、実際は良かった。7月途中から8月途中までは」

 ――守備の話も出たが、今季は27試合で左翼を守った。毎日でも守れる手応えは。

 「そればかりはやってみないと分からないけど、体さえ大丈夫だったら、それが一番いい」

 ――プレーオフ進出を逃し、オフに入る。

 「オフは自分をどう良い状態に持っていって来年に臨めるか。それだけを考える。自分の気持ちと体を、来年に向けていけるようにする」

 ――所属先も白紙。

 「そうだね。FAになった場合は、その時にならないと(今後のことは)考えられないし、今から考えても仕方ない」

 ――代理人のアーン・テレム氏に要望は。

 「最後に決めるのは自分だけど、基本は任せている。特には何も言わない。向こうから“こういう話がある”というのを聞くだけ」

 ――球団を選ぶにあたってのこだわりは。

 「欲を言えばきりがなくある。(理想は)強くてなおかつ試合に出られるところがいい。でも、そんなことを言ってはいられないよね。そういう選手じゃないから、今は」

 ――年俸は選手を評価する一つの指標だが。

 「それなりにというか、自分を正当に評価さえしてくれれば、それでいい。前みたいに1000万ドル(約7億7000万円。松井の最高は06〜09年の年俸1300万ドル)とか、そんな選手ではないのだから。年をとって、基本的にはDHの選手。まあ難しいよね。その辺を客観的に考えないといけない」

[ 2011年10月1日 10:25 ]

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