【エリア別 極ウマの定食屋】
新橋駅周辺
【食・レジャー】
サラリーマンの聖地・新橋をぶらり歩くと、お手ごろランチの看板が続々と目に入る。まず訪れたのは、「おーい串かつ 新橋2号店」((電話)03・3591・2677)だ。
名物なのだろう、「牛串カツ定食」500円に引かれつつも、グツグツと煮える鍋にやられて「どて焼き丼」500円をオーダーした。
ほどなく登場した大ぶりの丼。ご飯が見えないほど、どて焼きがたっぷりと盛られている。その中心に卵がデン! ボリュームは文句なしだ。
肝心の味はどうか。一口、また一口と、箸が止まらず、一心不乱にかき込んでいた。じっくりと煮込まれた牛スジはトロけるような軟らかさ。コンニャクが小気味よい食感を与える。濃厚なタレが卵に絡んで、ご飯を最高に引き立てるのだ。
聞けば、串カツの本場・大阪新世界に本店を構える人気店だとか。次回は、ぜひとも串カツを味わってみたい。
<サクサクの空揚げ定食が500円>
引き続き、昼時の新橋を散策する。800円、750円といった看板にいくつも出くわす。いつもならすぐに飛びつくところだが、もっと安い店がないか探してみた。
しばらく歩いて、ニュー新橋ビルの中へ。すると、またもやワンコイン定食を発見! 「新橋シャモロック酒場 第2鶏舎」((電話)03・3508・9101)だ。
注文したのは、「サクサク空揚げ定食」500円。早速、食べてみると、これがまた価格以上の仕上がりだったのだ。
噛みしめると、ヤケドしそうなほどの肉汁がジュワッと口の中にあふれ出す。じっくりと、二度揚げしているのだろう。衣はサクッサクと軽い歯ごたえだった。
定食には、空揚げ5個にご飯、味噌汁、漬物がついていた。デフレの低価格競争で、店は大変なのだろうが、懐の寒いサラリーマンにはありがたい店だ。
<オムライスは昔ながらのケチャップ味>
最後も、500円メニューで締める。あちこち探索したところ、烏森の路地裏で見つけた。「なべや」((電話)03・5401・2334)だ。
看板にある「オムライス」500円は昔ながらのケチャップ味。居酒屋風の店内は、居心地よく、あっという間に完食だ。膨らんだ腹を叩く。大満足のランチタイムだった。