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恋活小町

もう振られたくない!魅力的な女性になるには

 とはいえ、異性の好みは人それぞれなので、“猫”のような女性は疲れる、という男性もいます。「言うことを聞いてくれて、かいがいしく自分の面倒を見てくれる」ような、従順な女性を好む男性も少なくありませんが、そればかりでは、男性も飽きて退屈してしまいがちです。

 心理学には、『最小関心の原理』と名付けられている法則がありますが、恋愛では、基本的に「相手に関心の強い側」の立場が弱くなってしまいます。時と場合によって拮抗(きっこう)し、うまくバランスが取れていくのが理想ですが、女性が恋愛ばかりにのめり込み、「彼一色」になってしまうと、バランスが崩れ、立場を弱めて男性に翻弄されがちになります。そして、「どんなことをしても、離れないだろう」と思われてしまうと、男性側は飽きて他の女性に惹(ひ)かれていったりと、破局につながってしまうことも少なくありません。「自分の場所や世界を持ち、彼を大好きだけれども、彼一色にはならない」。こんなことも、長続きする恋愛ができる女性の“魅力”の一つになるでしょう。

「愛される」ことばかり望んでいなかったか

 さて、トピ主さんは、恋愛のことも両親に相談するほど仲が良い、ということですが、両親が与えてくれるような“無償”の愛情を、恋人男性に求めてしまう、といった傾向はないでしょうか? 自分は「愛される」ことばかり望んで、相手を「愛する」努力をしていなかったのではないか。そんな観点から省みてみるのも、今後のために有効かと思います。

 上記の、安らぐ女性、疲れる女性の話にもつながりますが、「愛する」という視点に立てば、自然と、「自分がどう感じているか」だけではなく、「彼はどうなのか」ということにも焦点が当たるはずです。例えば、「今日は疲れているから、デートは来週にしたい」と言われたとしたら、たとえ一瞬は「彼は私のことが嫌いになったのかな、不安だな」と思ったとしても、彼の疲れた身体を労(いたわ)り、思いやれる返事が自然と出てくるはず。過去の男性たちに「気を遣うのが疲れた」とハッキリ言われたということは、トピ主さんは「相手の気持ちや状態」よりも、「自分の気持ち」を優先させるような言動が多かった可能性がありますので、その点は一度ぜひ、省みてみましょう。

 告白して振られることが続いたのも、「愛されたい」ばかりをぶつけて、その相手を「愛している」気持ちがないことを感じ取られているから、という可能性も考えられます。次の恋愛では、愛情を「もらう」ばかりではなく、愛情を「与える」ことについても考えてみてくださいね。

振られてこそ、学べるもの

 色々と挙げてきましたが、恋愛は基本的に、「うまくいかないこと」から学んでいくものです。むしろ、「振られなければ学べない」と言ってもいいかもしれません。結婚に至らなければ、どんなパートナーとだって、いつか終わりがくるもの。落ち込む気持ちを整理したら、過去の失恋は“良い成長の機会をもらったんだ”と捉え直しましょう。上記の内容も、今後の参考にしていただけたら幸いです。いつか出会う、最後のパートナーのために、今よりももっと魅力的な女性に、そして男性に愛を与えていける、素敵な女性になっていってくださいね。

ニュース提供
外山ゆひら (とやま・ゆひら)さん
フリーライター
執筆分野は心理学、文化・文芸関連。ニュースポータルサイト・エキサイトでは、男女関係や恋愛心理についてのコラムを執筆。作詞家やミュージシャンとしても活躍中。

2012年10月11日  読売新聞)

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