（３）メイクでプラスアルファの魅力を引き出す（下）

ポイントメイクで個性を演出

（１）眉用ハサミはコーム付きが使いやすい（２）眉マスカラは、最初は眉尻から眉頭へ。次に眉頭から眉尻へとかす（３）アイシャドーは、ふんわり乗せていくイメージ（４）アイラインは、目尻からひいていく（５）目元がくっきり印象的に（６）ビューラーは、まぶたを指で持ち上げるようにする（７）マスカラをつけた後は、コームでとかすと美しい仕上がりに（８）柔らかい印象にするため、使ったのはグロスのみ

留めていた髪をおろして全体のバランスを見る。眉を微調整したら、いよいよ完成

今回使った化粧品の数々

　ポイントメイクは、積極的に個性を演出するためのもの。なりたい自分になるための重要なポイントです。

１、まゆ
　眉は顔の印象を決める重要なパーツ。ここを決めることで、今どきのすっきり感が出てきます。眉毛が長い場合は、整えるところからスタートです。
　まず眉ブラシで毛の流れを整え、眉から離れたところにある余分な毛やはみ出している毛を、眉用ハサミと毛抜きを使って整理します。その後、アイブロウペンシルで眉を描いていきます。色は、本来の毛の色より明るめのダークブラウン系がお薦め。
　少しずつ、コンパスで円を描くような感じで、眉尻など足りないところを描き足して。眉尻は、小鼻と目尻の延長線上まで。眉頭は描きすぎると濃くなるため、外側から内側に向けて描いていくのがポイントです。
　眉全体を描き終わったら、描いた色と地の眉がなじむように眉マスカラをつけます。眉マスカラには眉色をトーンアップさせ、毛の流れをキープする効果があります。

２、アイシャドー
　顔の印象を決める目元のメイク。アイシャドーは、パールが入った明るい色味、ピンク系やベージュ系などの３〜４色のパレットが使いやすいそうです。明るい色は広く全体に塗り、中間色は目尻、濃い色はチップで目の際の二重部分に入れましょう。

３、アイライナー
　くっきりとした印象的な目元を作るため、上まぶたの際にアイラインをひきます。最初は上まぶたの目尻から目の中央に向け、次に目頭から目の中央へとラインをひいて、ラインをつなげます。ペンシルタイプのアイライナーなら簡単できれいに仕上がります。

４、まつげ
　最初は、ビューラーでまつげをカール＆アップ。ビューラーは、自分のまぶたのカーブに合うタイプを選びましょう。次に、マスカラ下地を塗ります。使わない人も多いかもしれませんが、下地を塗ることでマスカラの持ちが違ってきます。最後にマスカラで、まつげにツヤと長さを出しましょう。仕上げに、まつげコームで軽くとかしてダマをとりましょう。

５、チーク
　ほお骨の下に、チークをブラシでほおに広めにつけましょう。鼻よりも下につけないように気をつけてください。チークの色を決めるための簡単な方法は、手を握って開いた時の手のひらの色を見る方法です。黄色がかったピンクやオレンジならイエローベース。青みがかったピンクやローズならブルーベース。試してみると人それぞれ。

６、リップ
　今回は口紅はつけず、リップグロスだけで仕上げました。ブラシを使えば、グロスだけでもふっくらした感じになります。

メイクを終えて

　「化粧をしたことがないから、どこから手をつけていいかわからなかった」と言っていた編集長。メイク前とメイク後の変身ぶりに驚きを隠せないようすです。

　最後に朝美さんからのアドバイス。

　「編集長の場合は、目元に視線を集めることで、ほかが気にならなくなります。気になるところを見るより、自分のいいところに注目し、そこをクローズアップするようにメイクすると魅力的に仕上がりますよ。また、暗い場所で行うと厚塗りになるので、明るいところで確認しながらメイクしてください」

　次回は「パーソナルクレド」。ぶれない自分でいるために、冨永さんとの対話の中で自分のテーマを明確にし、自分だけの物語を手に入れます。

　文・佐野恵

　⇒1ページの「メイクの意味と効果とは?」に戻る

「自分スタイルで輝く」シリーズ記事

自分スタイルで輝く(1)
自分スタイルで輝く(2)
自分スタイルで輝く(4)
自分スタイルで輝く(5)
自分スタイルで輝く(6)