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「友達より家族大切」上昇

 今の小中学生の子どもたちは、家族を大切にする意識が強い一方、友達への関心は薄れていることが、博報堂生活総合研究所の調査で分かった。

 調査は今年2、3月、東京都と神奈川、埼玉、千葉、茨城県内に住む小学4年〜中学2年の児童生徒を対象に家庭訪問して行い、計1200人から回答を得た。同研究所は、1997年と2007年にも同じ年代の子どもたちに調査を実施している。

 家族や友達への意識などを尋ねたところ、「友達より家族の方が大切」という回答率は、97年の79・7%から86・1%に上昇。子どもたちが家の中で一番多くの時間を過ごす場所は「居間」と答えた割合は76・2%で、97年より19・8ポイント増加し、「自分の部屋」は17・3%で15ポイント減少した。

 友達関係の質問では、07年と比較すると、「クラスが替わると、前のクラスの仲良しの友達とは遊ばなくなる」と答えた子どもは7・3ポイント増えて27・3%に。「友達のことをもっと知りたい」は7・8ポイント減の40・3%、「携帯電話やパソコンでメールのやり取りをする友人がいる」も12・1ポイント減の48・3%だった。

 同研究所主任研究員の山本泰士さんは「今回の調査は、東日本大震災などを経験した子どもたちが、家族は大切だと強く感じている結果が表れているのでは」と分析している。

2012年10月16日  読売新聞)

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