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北朝鮮提出文書に86年以降の核施設稼働記録

 【ワシントン=宮崎健雄】米国務省は10日、北朝鮮が米側に提出したプルトニウム計画に関する文書の概要を公表し、寧辺(ヨンビョン)にある5000キロ・ワット黒鉛減速炉と放射化学研究所(使用済み燃料棒再処理施設)に関する1986年以降の稼働記録が含まれていることを明らかにした。

 今後米国の専門家チームなどが、約1万8000ページにのぼる文書を精査し、核爆弾の材料となるプルトニウムの製造量を検証する。

 両施設は6か国協議の合意に基づき、2007年7月までに稼働を停止。その後、無能力化作業が始まった。

 同省が公表した進展状況によると、全11段階のうち、8段階まで作業が終了。減速炉内にある約8000本の燃料棒抜き取り作業は、5月中旬時点で約3分の1以上が完了したという。

2008年5月10日18時55分  読売新聞)
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