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金正日総書記が中国要人と会談、中国メディアが写真公開

 【北京=杉山祐之】新華社電によると、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記(66)は23日に平壌で行った王家瑞・中国共産党対外連絡部長との会談で、訪中要請を受け入れたほか、歓迎昼食会も催し、「健在ぶり」を示した。

 金総書記はまた、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議について、「中国側と協調を強め、協議のプロセスを絶え間なく進展させていきたい」と語った。

 中国共産党機関紙・人民日報のネットサイトは、テーブルの前に立つ金総書記が、王部長に贈られたDVDケースらしいものを両手で持つ写真を掲載した。ラヂオプレス(RP)によると、朝鮮中央テレビの同日の定時ニュースは、金総書記が両腕を伸ばし、テーブル向かい側の王部長から書類を受け取る場面など総書記の写真17枚を放映した。中国中央テレビは、金総書記が王部長と笑顔で握手する写真など3枚を映した。

 両テレビとも動画は放映していない。昨年8月に脳卒中の発作を起こしたとされる金総書記の「病状」を巡っては、左手のマヒ説が出ていた。

 新華社電によると、会談では王部長が、中朝国交樹立60年にあたる今年、両国関係をさらに発展させたいとする胡錦濤・中国共産党総書記の親書を渡した。胡氏はこの中で、金総書記に「都合のいい時期」の訪中を招請。金総書記は快諾し、中朝関係の重要性を強調した。6か国協議について、金総書記は「我々は朝鮮半島非核化に力を尽くす。関係各者と平和的にやっていきたい」とも述べた。

2009年1月23日22時26分  読売新聞)

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