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権力継承本格化?金総書記三男が最高人民会議選に候補者登録

 【ソウル=浅野好春】韓国の聯合ニュースは19日、北京の北朝鮮消息筋の話として、北朝鮮の金正日総書記(67)の三男、正雲氏(26)が3月8日に投票される最高人民会議(国会に相当)代議員選挙に候補者登録した、と報じた。

 この動きは「権力継承作業が本格化したことを意味する」という。

 聯合電によると、金正雲氏の「後継者内定」は選挙後に公にされ、同筋は「4月の人民大会で労働党と人民軍の主要職責を任される模様だ」と語ったという。人民大会がどんな会合なのかは不明。

 北朝鮮専門家らは「北朝鮮で最近、『白頭山の血統』『万景台の血統』などの用語を使い出したのは、父子3代の世襲を前に対内宣伝を始めたものだ」と指摘。また、2008年11月6日付の党機関紙・労働新聞が「歴史の主人公の平均年齢は25歳だ」などとする政論を掲載したのも、「当時、25歳だった正雲氏を浮かび上がらせるものだった」としている。

 聯合電は1月15日にも、金総書記が後継者に正雲氏を選んだと伝えている。

2009年2月19日19時15分  読売新聞)
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