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恋活小町

彼氏にキレてふられました。変わりたい!

 誰でも、恋愛が始まった頃は、相手に夢中になっているので、価値観が違う部分があっても大して気にはならないもの。しかし、少し関係が落ち着いてきて、相手の人間性が見えてくる頃になると、程度に差はあれ、何らかは気になる部分が出てくるのが普通です。全てにおいて価値観が同じ人にめぐり会うことは奇跡に近いですが、最初から「価値観がなるべく近い相手」を冷静に見極めて付き合う、というのも、日々のけんかを減らす方法の一つです。自然に人を好きになる、という行為とは違うアプローチですが、「けんかやもめ事がとにかく嫌いで、パートナーとは穏やかにやっていきたい」と考える方の場合は、そうしたパートナーの選び方も有効かと思います。

自分の弱さを認め、向き合っていこう

 トピ主さんのケースに戻りますね。今回の言動が「決定的な別れの原因」になっているものの、以前から同様の兆候があったことも推測できます。しかし「別れ」という最終的な段階に至るまで、お互いに、問題の根本に気づくことができなかった。世の中には失敗からしか学べないことが、たくさんあります。今までのどの瞬間だって、トピ主さんなりに彼を愛し、うまくやっていこうと精一杯努力してきたはずです。それでうまくいかなかったのだから、ここから成長して、次は繰り返さないようにしよう――。どっぷり落ち込んだとしても、しばらくしたら、そう決意して前を向いていきましょう。本当に想い合っている相手であれば、問題が起きて、いっときは離れても、また自然と呼び合うようにヨリを戻すこともあります。離れている間に互いに成長があれば尚更、復縁時にはうまくいく、ということもあるでしょう。

 まずは自分の心に素直になって、年下の相手で気後れしていたのではないか、何か不安に感じる相手の言動があったのではないか、相手の性格にそもそも合わない部分があったのではないか……など、「キレてののしってしまった」ことの根本の原因を探り当ててみてください。できれば見つめたくないような、自分のコンプレックスや弱さに気づくこともあるかもしれません。しかし、きちんとそれらを認め、向き合っていこうとすれば、次第に人生は上向きになっていきます。そうして、未来の自分が今よりも成長していれば、「あのときふられたから、今の自分になれた」と、感謝さえ覚えるようになる瞬間がきっとくると思います。33歳、人生はまだまだこれからです。頑張ってくださいね。

ニュース提供
外山ゆひら (とやま・ゆひら)さん
フリーライター
執筆分野は心理学、文化・文芸関連。ニュースポータルサイト・エキサイトでは、男女関係や恋愛心理についてのコラムを執筆。作詞家やミュージシャンとしても活躍中。

2012年10月18日  読売新聞)

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