「００７」試写会にチャールズ皇太子…５０周年を祝福

「００７」最新作のワールドプレミアに出席したチャールズ皇太子（左から３人目）とカミラ夫人（同２人目）

主演のダニエル・クレイグ（手前左）とあいさつを交わすチャールズ皇太子（同右）

　開始５０周年を迎えた映画「００７」シリーズの最新作「００７ スカイフォール」（日本公開１２月１日）のワールドプレミアが、英国ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで現地時間２３日に開かれ、チャールズ皇太子、カミラ夫人が参加した。

ロイヤルプレミアに参加したキャストら

お馴染みのタキシード姿でレッドカーペットに立つダニエル・クレイグ

　配給する「ソニー・ピクチャーズ　エンタテインメント」によると、王室からの臨席を得た試写会は、前作「００７／カジノ・ロワイヤル」でのエリザベス女王、「００７／慰めの報酬」でのウィリアム、ヘンリー両王子の出席に続くもの。皇太子が後援している複数の諜報機関へのチャリティー試写として開催された。収益金は三つの諜報(ちょうほう)機関の現役と退役メンバーの支援に寄付されるという。

　プレミアには、主演のダニエル・クレイグをはじめ、ハビエル・バルデム、ジュディ・デンチ、レイフ・ファインズら出演者と、サム・メンデス監督ら、製作スタッフが参加。さらに、「００７／黄金銃を持つ男」に出演したクリストファー・リー、「００７／ゴールドフィンガー」で全身に金粉を塗られたボンドガールを演じたシャーリー・イートン、またシリーズの人気キャラクターであるマニー・ペニーを過去４作で演じたサマンサ・ボンドらも登場して、会場を盛り上げた。

英国ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開かれた「００７ スカイフォール」のワールドプレミア

　クレイグはタキシードに身を包み、アストン・マーチンではなく、レンジローバーで会場に到着。ファン約２０００人の歓声に応えながらレッドカーペットへ。ダニエルは、「今までで一番豪華なプレミア。（作品は）皆が全力を尽くし、またメンデス監督も素晴らしい働きをしてくれたので、最高のボンド映画になった」とコメントした。

　その後、スタッフとキャストは、劇場前で皇太子と夫人をお出迎え。皇太子夫妻は一人一人とあいさつを交わし、公開を祝福していたという。