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ポップスの女王はゴシップ好き!? マドンナ

【Profile】Madonna(マドンナ) 1958年8月16日、アメリカ・ミシガン州生まれ。1982年にデビューし1984年のアルバム「ライク・ア・ヴァージン」でポップ・クイーンとしての地位を確立。映画にも数多く出演し「エビータ」ではゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞した。2008年に「ワンダーラスト」で映画監督デビュー。監督2作目の「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」が11月3日より全国ロードショー
「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」のプレミアにて、左はウォリスを演じた、アンドレア・ライズブロー

 デビュー以来約30年にわたり、トップを走り続けるクイーン・オブ・ポップ。今回は、監督映画がまもなく日本で公開される、マドンナの最近のゴシップを紹介します。

20世紀最大の恋愛スキャンダルを映画化

現在、ワールドツアー中のマドンナ。チアリーダーの衣装でダンスできるところはさすが!!

 ミュージシャンにとどまらず、女優、絵本作家、実業家、そして映画監督とマルチに活躍しているマドンナは、オンオフでのちょっとした行動、発言がニュースとなって世界を駆けめぐる、ビッグスターの一人です。

 彼女は、3月にアルバム「MDNA」を発表し、現在は世界ツアーの真っ最中。一方、日本では11月3日から、映画監督として2作目となる「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」が公開されます。

 愛する女性のために王位を捨てた英国王エドワード8世と、アメリカ人女性ウォリス・シンプソンのラブストーリーに興味を持ったマドンナが、2年をかけて脚本を執筆し、作り上げた作品。当初は世紀のスキャンダル、後に世紀のラブストーリーと言われ、多くの女性たちを魅了した出来事を、これまで語られることがなかったウォリスの物語として描いているのが特徴です。

 特にウォリスがマスコミに追われたり、バッシングを受けるシーンの描写は、経験者であるマドンナならでは。愛、人間関係についてもマドンナの考えが随所にうかがえる作品になっています。

マドンナ VS. レディー・ガガ

今年1月、リームアクラのドレスでゴールデン・グローブ賞授賞式に出席したマドンナ。「最優秀主題歌賞」を受賞しました

 そんなマドンナ自身も、常にさまざまなゴシップやスキャンダルを抱えている身。なかでも、最近注目されたのは、盗作疑惑を巡るレディー・ガガとの不仲説でしょう。

 それはガガの「ボーン・ディス・ウェイ」という曲がマドンナの「エクスプレス・ユアセルフ」という曲と酷似しているということに端を発したもの。かつてはガガの大ファンを公言していたマドンナですが、それ以後はなにかとガガについて揶揄(やゆ)するようなコメントをするようになったのです。

 例えば、「ガガの曲作りを手伝った」「ガガは私の曲を作り替えた」といったようなもので、さすがのガガもムッ。しかし、同時に「ガガのことは大好き」「共演したい」と言ってみたりで、ジョークなのか真剣な嫌みなのかが、いまひとつ分かりにくいのもポイント。

 現在54歳で、ガガよりキャリアも年齢も圧倒的に上のマドンナ。通常、この立場、この年齢になると何ごとも穏便にすませたくなるものですが、むしろこの騒動を大きくしているのはマドンナ自身で、自らそのなかに飛び込んで楽しんでいるかのようです。

 そのエネルギーには驚くばかり。実年齢より若々しく見えるマドンナですが、ゴシップやスキャンダルを進んで楽しむ、そんな姿勢が若さを保つ秘訣(ひけつ)なのかもしれません。

娘とはバトルを展開中!?

アメリカのエンターテインメント誌「ヴァニティ・フェア」主催のオスカー・パーティーに出席したマドンナ(右)と、娘のローデス(左)

 もちろん、マドンナのプライベートライフにもゴシップは欠かせません。まず恋愛面では、2008年に映画監督のガイ・リッチーと離婚した後は、28歳年下のブラジル人モデルと交際。現在は、29歳年下のダンサーとお付き合いしており、その年齢差がなにかと話題になっています。

 家族は長女ローデス(16)、長男ロッコ(12)、さらに、アフリカのマラウイから迎えた養子のデヴィッド・バンダ(7)、マーシー・ジェームズ(6)がおり、現在4人の子どもを育てるシングルマザー。マドンナ本人も子育てと仕事の両立は大変だと語っていますが、なかでも、マドンナが今、いちばん頭を痛めているのは長女のローデスのことではないでしょうか?

 ローデスはおしゃれセンスも抜群で、しばしば母娘でレッドカーペットにも登場しているほか、2010年から「マテリアル・ガール」というアパレルブランドも母娘でスタートさせています。そんな一見、仲よし親子なのですが、自分に厳しいマドンナは子どもたちにも厳しいらしく、思春期を迎えたローデスとは衝突が絶えないそうです。

 そこで、ローデスは母親から逃れるために、デザイナーとして稼いだお金で大学の学費は自分で払い、独り立ちするつもりで着々と準備中とのこと。マドンナも気が進まないながら、了承したと言われています。

 どうやらポップスの女王も娘や子どもたちには勝てないようですが、そんな母子ゲンカがニュースになるのもマドンナだから。これからもパワフルにさまざまな面で活躍し、ゴシップネタも提供し続けて欲しいものです。(写真はロイター)

◆マドンナの商品一覧 → HMVのページへ

太田 万紀子 (おおた・まきこ)さん
海外セレブ専門のフリーランスライター&エディター
海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。ブリトニー・スピアーズ、リンジー・ローハン、パリス・ヒルトンなど元祖お騒がせセレブに加えて、アイドル、セレブキッズの動向から目が離せず、海外雑誌やサイトを見まくる日々。シャイロちゃん、スリちゃんの成長ぶりに癒されています。 「CELEBLOG」http://www.celebtimes.net/
2012年10月24日  読売新聞)

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