書評
評・杉山正明(ユーラシア史家・京都大教授) 本書は、いわゆる世界史の教科書とはほど遠い。似て非なるものである。 (1月14日)[全文へ]
評・開沼 博(社会学者・福島大特任研究員) 「行政は検査しているって言うけど、やっぱ危ないよ」「いつまでも気にしてたって仕方ないだろう」―― (1月14日)[全文へ]
評・松山 巖(評論家・作家) 欧米の映画やテレビならお
評・岡田温司(西洋美術史家・京都大教授) 予定された展覧会の多くがかの震災で中止か延期になった。 (1月14日)[全文へ]
評・平松洋子(エッセイスト) 前川清は「
評・朝吹真理子(作家) 同時代のアーティストの言葉によって、自分が生きている土に初めて触れたような感覚になることがある(〈1〉)。 (12月31日)[全文へ]
評・池谷 裕二(脳研究者・東京大准教授) 専門領域が近く、本評で取り上げるのを
評・岡田温司(西洋美術史家・京都大教授) あえて翻訳を三つ。〈1〉はご存じフランス人文主義文学の古典的名著。2005年から刊行が始まった訳者の単独訳が本巻で完結。 (12月31日)[全文へ]
評・角田光代(作家) 年じゅう酔っぱらっている家族との日々を描いた〈1〉。自分の人生を獲得する、ということについて考えた。 (12月31日)[全文へ]
評・ロバートキャンベル(日本文学研究者・東京大教授) 研究成果を易しく普及させるのが新書の使命だとすれば、〈1〉はそれ自体が画期的な研究であり、同時に読者を引きつける異色の中世日本史入門。 (12月31日)[全文へ]
評・小泉今日子(女優) 〈1〉小学四年生の少女と少年が図書館で『七夜物語』という不思議な本に出会い物語の世界を冒険する。その少年少女はかつての私やあなたなのです。 (12月31日)[全文へ]
評・辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト) 仕事の合間に異世界にトリップできた3冊は、まず19〜20世紀の英国貴族の大邸宅の使用人の日常を解説した〈1〉。 (12月31日)[全文へ]
評・管啓次郎(詩人・比較文学者・明治大教授) 畠山直哉といえば現代日本のもっとも理知的な写真家。クール・ロマンティックと称され感情を排してきたような彼が、ふるさと陸前高田への鎮魂の書として作ったのが〈1〉。 (12月31日)[全文へ]
評・杉山正明(ユーラシア史家・京都大教授)
評・橋爪大三郎(社会学者・東京工業大教授) 〈1〉は『リヴァイアサン』で有名なホッブズの主著。自然科学や精神の考察がそのまま神学や自然法、政治哲学に連なる構想の全貌が見渡せる。 (12月31日)[全文へ]
短評
- 『東北のテマヒマ【衣・食・住】』 21_21DESIGN SIGHT著 (1月14日)
- 『明治<美人>論』 佐伯順子著 (1月14日)
- 『東京吉祥寺田舎暮らし』 井形慶子著 (1月14日)
- 『かばの本』 ヒポミ文・写真 (12月24日)
- 『山に登って考える』 大野剛義著 (12月24日)
- 『いいかげんがちょうどいい』 関根潤三著 (12月24日)
- 『聞耳の森』 土屋仁応 (12月17日)
- 『中学英語をビジネスに生かす3つのルール』 関谷英里子著 (12月17日)
- 『俺たちが十九の時』 小川国夫著 (12月17日)
- 『フランス恋愛文学をたのしむ』 東浦弘樹著 (12月10日)
ニュース
- 文芸出版社、文庫ヒットへ奇手妙手 (1月15日)
- 逆境生き抜く楽観主義…「極北」のセローさん (1月12日)
- 「捉えきれない殺意」思索…高村薫さん (1月11日)
- 「滅びの美」愛した西行…「宿神」夢枕獏さん (1月11日)
- 八百万の神々を絵入りで紹介 (1月10日)
著者来店
- 『朗読ダイエット』 ドリアン助川さん (1月15日)
- 『宇宙飛行士になる勉強法』 山崎直子さん (1月2日)
- 『55歳からのハローライフ』 村上龍さん (12月25日)
- 『生命のサンドウィッチ理論』 池上高志さん (12月18日)
- 『夜の話』 秋原勝二さん (12月11日)
海外ミステリー探検隊〜堂場瞬一のコラム〜
- 冬休みのお楽しみ、超大物の大作も (12月19日)
- 構成の妙 巨匠24年ぶり続編 (12月5日)
- 英・独の力作歴史ミステリ (11月21日)
- 緊張し、変化していく人間関係 (11月7日)
- スウェーデンの問題あぶり出す警察小説 (10月17日)
川の光2
読売新聞朝刊で連載している小説「川の光2」の読書ガイドです。
- 【担当記者日記】ありがとうございました (10月29日)
- 【名場面集】新たな冒険に思いをはせるネズミたち (10月29日)
コラム
HONライン倶楽部
ロンドン五輪に山中伸弥教授のノーベル生理学・医学賞、そして年末の総選挙……。今年もいろんな出来事がありました。恒例の「今年最高の一冊」特集にも、本への愛情あふれる様々な声が寄せられました。 (12月31日)[全文へ]
空想書店
芸人になって何ともならなかった時、古本屋をしたいと思った時期があった。古本屋をやりながら芸人をやれないかと。二つの夢は、両方によくないと思ってあきらめたが憧れはある。 (12月18日)[全文へ]
記者が選ぶ
- 『昭和演劇大全集』 渡辺保、高泉淳子著 (12月26日)
- 『政治家の胸中』 老川祥一著 (12月26日)
- 『虫樹音楽集』 奥泉光著 (12月19日)
- 『エンジェルフライト』 佐々涼子著 (12月19日)
- 『国家漂流』 伊藤惇夫著 (12月12日)
アーカイブ
コミック・マガジン
マンガは僕の友達だった
古書店や古本に関わるマンガを探しているうちに、豊田徹也さんの『古書月の屋買取行』という作品を見つけた。この作家の短編集『ゴーグル』(講談社)所載のものだ。 (1月10日)[全文へ]
- 古本屋と探偵とジブリ新作のある「関係」 (1月10日)
- 「本」をめぐる「マンガ」の話(6) (12月20日)
- 「本」をめぐる「マンガ」の話(5) (11月29日)
- 「本」をめぐる「マンガ」の話(4) (11月15日)
- 「本」をめぐる「マンガ」の話(3) (11月1日)
本こども堂
子どもたちへ
こんの ひとみさん シンガー・ソングライターとしても
- 大震災での実話をモデルに (12月18日)
- 各地に伝わる話を楽しんで (11月20日)
- かわいい「王さま」よろしくね (10月16日)
- 型にはまったイメージ打ち破る (9月11日)
- 「語り部」に会いに行ってほしい (8月14日)
本だな
- 『0てんに かんぱい!』 宮川ひろ・作、小泉るみ子・絵 (12月31日)
- 『ドラゴンのなみだ』 佐々木ひとみ・作、吉田尚令・絵 (12月31日)
- 『ぼくとヨシュと水色の空』 ジーグリット・ツェーフェルト作、はたさわゆうこ訳 (12月31日)
- 『「古事記」がよくわかる事典』 所功・監修、原嘉陽・文、さとう有作・絵 (12月31日)
- 『すき好きノート』 谷川俊太郎・著、安野光雅・装画 (12月4日)
- 『かかしのトーマス』 オトフリート・プロイスラー作、ヘルベルト・ホルツィング画、吉田孝夫・訳 (12月4日)
- 『くりぃむパン』 濱野京子・作、黒須高嶺・絵 (12月4日)
- 『ふたつの月の物語』 富安陽子・著、酒井駒子・絵 (12月4日)
- 『きょうのごはん』 加藤休ミ・作 (10月30日)
- 『羅生門』 日野多香子・文、早川純子・絵 (10月30日)