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軽自動車は、軽油で走ると思っていた!

 「軽自動車は軽油で走ると思っていた」といった投稿が、発言小町に寄せられています。そもそも、軽自動車と軽油それぞれの「軽」は、何を意味しているのですか?(大手小町編集部)

軽自動車は小型車より小さいという意味


 日本語としての「軽」の文字には、軽いという意味だけでなく、小さいとか「ちょっと」といったニュアンスがあります。「軽く一杯」などは、その一例でしょう。

 まず軽自動車については、機械や乗り物の前に「軽」の文字を追加することで、簡略的なものや、小さいものを表すことがあります。軽自動車のほかには、軽機械(小型トラクターなど)、軽飛行機などがあります。

 四輪自動車の場合、まず小型車という区分があります。「小型」と言っても排気量が2リットル以下で全幅が1.7m以下などの条件で、一般的なタクシーが小型車枠ギリギリの大きさと思って下さい。ナンバープレートの表記から「4ナンバー」や「5ナンバー」とも呼ばれます。

 軽自動車は、これよりさらに小さいクルマを分類したものです。軽自動車は排気量が660cc以下で全長が3.48m以下、全幅が1.48m以下などの規定があります。エンジン車の場合(電気自動車の軽自動車も存在します)、燃料はガソリンです。ですから、軽自動車は軽油で走る車ではありません。

 一方の軽油は、重油より軽い油ということで、名付けられました。英語でも、重油はheavy oil、軽油はlight oilと言われることもあります。

 クルマの燃料としては、ガソリンと軽油が一般的ですが、違いは組成です。軽油はガソリンより軽いと思われがちですが、実は軽油の方が重いのです。

 もしガソリン車に軽油を入れると、走れません。できる限り早く、ディーラーや整備工場に連絡して対処してもらいましょう。

 (モータージャーナリスト 諸星陽一)

2012年8月31日  読売新聞)

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