伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員2期目
議会活動、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

里山の可憐な花たち

2013-04-19 09:54:54 | 佐倉の自然
坂本さんから期間限定の写真をいただいた。
実際に観察したい方は、現地で探してください。

  ホタルカズラ 4月10日 畔田谷津にて




 フデリンドウ 4月16日 清和県民の森にて
  佐倉の里山でも探せば咲いてるはずです。




 ヤマルリソウ 4月16日 清和県民の森にて
  野生の勿忘草の仲間です。3月から咲き続けていて、そろそろ終盤です。

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季節の野鳥

2012-05-01 08:42:14 | 佐倉の自然
畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さんの投稿写真


   キジの夫婦


   キジの縄張り宣言


   左ムナグロ 右キョウジョシギ 


   チュウシャクシギ

   キジは市街地を少し離れれば、珍しい存在ではありません。
   今は雄が大きな声で縄張り宣言をしていますから、簡単に見つけられます。

   シベリア、アラスカ方面へ渡る途中のシギ、チドリ類の群れが日本を通過中です。
   印旛沼周辺の水田や畦でエネルギーを補給していますが、
   畦には除草剤が撒かれていますから化学物質の影響は人間と同じか、
   もっと深刻かもしれません。


朝早く散歩していれば、キジの鳴き声を聞く。
佐倉に来るまで、こんなに身近に見ることができなかった。
開発され、だいぶ身近な雑木林は切り開かれてしまったが、少し歩くとまだ出会う事ができる。

坂本さんも除草剤の心配をされているが、野生のトキやコウノトリが絶滅しかけてから慌てて莫大な予算を付けても手遅れなのは経験済み。
自然破壊、渡り鳥の中継地になる干潟の埋め立て、農薬の多用と鳥たちを取り巻く環境も大変厳しい。
彼らは物言わぬから、姿を消してから私たちは気がつくことになるが。

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「きみが名か一人静といひにけり」 室生犀星

2012-04-12 08:27:27 | 佐倉の自然
畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さんより



  ヒトリシズカ 
      大株なので花同士のおしゃべりが賑やかそう。
      静御前に因んだ名前



  ニリンソウ
      雑木林や竹林の地面を覆う群落は見事



  トリカブト
      間違えて食べると命にかかわる毒草、佐倉の里山にも多く秋には見事な花を咲かす


ヒトリシズカはこれから葉が開いてくるのですね。
初めて見ました。
それにしても、風流な名前を付けるものですね。

先日、トリカブトをニリンソウと間違えておひたしにして食べて死亡した記事が出ていた。
トリカブトは花も茎も葉ももちろん根も猛毒なのは聞いていたが、ニリンソウととても葉の形状が似ているとか。
混在してはえていたら、それこそ間違えてしまいますね。

トリカブトがこんなに身近にあるとは。

 
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正しく「カタクリと蟻の関係」

2012-04-04 21:20:56 | 佐倉の自然
坂本さんから、カタクリとアリの関係をもう一度教えていただいたので、修正します。

カタクリとアリの関係。
カタクリの種にはアリを誘因する物質(エライオソーム)が付いている。
アリが種を巣穴に運んで、誘因物質を取った後、巣の外に捨てると、そこで芽を出す。
カタクリは蟻を利用して分布を広げている訳です。
芽が出てから開花するのに8年から10年くらい掛かるらしい。
開花している株の球根は地下20センチほどの深さにあるので無傷で掘り上げるのは至難の業。 
他に持って行っても、枯れてしまうという事だ。


カタクリが蟻を利用して繁殖するためのカラクリ。
気の長くなる時間をかけて開花している生命の神秘さ。
地面の中の世界まで想像すると、また違った風景に見えてくるものですね。
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佐倉の「かたくり」 今が見ごろ

2012-04-04 08:26:22 | 佐倉の自然
畔田谷津の命を見守る坂本文雄さんから。

佐倉市岩富のカタクリはほぼ満開です。
あと数日は楽しめると思います。


場所の説明が難しいので、長福寺を目標にして、近くで誰かに聞く。
または下記の緯度経度で探して下さい。
スミレも数種類咲いていました。

35.66193375685752,140.2478814125061


それにしても、自然観察員の方々は緯度経度で場所の確認をしているのですね。
初めて知った。
緯度経度の身近な使い方、ひとつ発見!









以前、坂本さんから聞いた話では、
カタクリとアリの関係。
カタクリの実をアリが巣穴に運んで、そこで芽を出すので、人間が手を加えても、まして、掘り上げて他に持って行っても、枯れてしまうという事だった。

花が咲くまで時間がかかるのは、そういうひと手間が必要だから。

確か、東側斜面がちょうどいい日差しということだった。
写真の場所も東の日差しが当たり、西日が差さない、ちょうど生息に適した所ですね。

探しに行かれる方、GOOD LUCK




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白鳥顛末記 「来季も佐倉に来てね お元気で」

2012-03-21 01:00:58 | 佐倉の自然
白鳥が佐倉の田んぼに来ている、という情報が舞い込んできたのは、2月4日

印旛沼の近くで冬期湛水をしている水田だった。
ここは一年中水を張っている田んぼで、水張りをすることで雑草が生えることを押さえ、農薬の使用も押さえることができる。
水の浄化にもつながる、ということで、県の「みためし事業」になって、土中の窒素分の調査も定期的に行われていた。

しかし、印旛沼をはさんだその一帯は禁猟区に入っていないため、せっかく来た白鳥が猟銃の音で逃げて行ってしまうかもしれない。
ということで、なんとか猟友会の協力を頂けないだろうか、と市の農政課に相談に行き、
また、水路をはさんで印西市になるため、印西市の農政課にもお願いに行った。

佐倉市長にも、「ぜひ禁猟区指定に御尽力ください」とお願いした。

そんなこんなで、
「禁猟区の指定は県が管轄なので、県が『発砲自粛のお願い』の看板を立て、様子を見ることになり、
佐倉市、印西市の猟友会の協力も得られることになった」
と、農政課長からうれしい報告を議会最終日にいただいた。

白鳥たちは一時100〜150羽ぐらいに増えて、湛水田や周りで目撃され、夜を過ごしているらしいという、情報が時々入ってきた。
何度か行ったのだが、残念ながら羽があるのであちこち飛び回っていて、「お目にかかることはできなかった」が。

水のある所で夜を過ごすのは、野犬などに襲われないためとか。
餌はあちこちの田んぼで食べているようだった。



野鳥の専門家の坂本さんによると、
旧本埜村(印西市)の給餌場を離れた白鳥の行動を観察すると、二番穂の米も食べますが、稲藁も引きちぎって食べています。
秋耕の水田では稲株や根も食べるので餌不足の心配は無いと思っています。
水のある田んぼばかりでなく、乾田でも食べますので、その様子を写した写真です。

「白鳥達よ、来季も佐倉に来てね、お元気で」


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エッ!白鳥? 印旛沼湖畔 こんな鳥がきています

2012-02-14 15:03:51 | 佐倉の自然
ビックニュースが飛び込んできたのは先々週
「印旛沼湖畔に白鳥が来ている!」

最初7羽だったのが、次の日には50羽、次の日には80羽。
「禁猟区ではない場所なので、薬きょうも落ちている」という話を聞いた。
銃声に驚いて、逃げて行ってしまうのでは・・・・。

残念ながら現在はまたいなくなってしまった。
印西市(旧本埜村)の白鳥達が過密状態なので、来ていたのではないだろうか。
安心して羽を休めるところを探しているのだろう。





場所の確認に行って、空を見上げると、背中が黒くて腹部が白いハトぐらい大きさの鳥たちが群れて飛んでいる。
田んぼに降り立っては、また飛び立つ姿に見とれて、「あれは何?」と坂本さんに聞いてみた。



「そう、これこれ、これは何?」
の答は



畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さんから
    タゲリと言いチドリの仲間です。
    大きさは鳩やヒヨドリとほぼ同じですが翼の幅が広くフワフワした感じの飛び方をします。
    飛んでいる時は黒と白に見えますが、順光で背中を見ると緑を帯びた金属光沢が反射して綺麗ですから、
    バードウォッチングで人気の鳥です。
    千葉県の保護上重要な野生生物のランクCです。

貴重なとってもきれいな鳥だった。

関係各位の方々に、是非禁猟区指定に同意していただきたいものです。



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うの花がまっさかり

2011-05-29 09:44:09 | 佐倉の自然
私のブログにも、あんまり硬くて目が疲れるから、季節の写真でも載せたらどうですか、と読者の方が心配してくれて、投稿いただいた。

ありがたい事です。
きれいでしょ。

投稿
今が盛りのウツギの花を送ります。俗にうの花と言われるものです。
野性もありますが北総台地では耕地の境界を示すのに利用されています。
杭だと抜いて動かされる恐れがありますが、根を張っていれば簡単には動かせないから安心です。
つぼみの状態が白米のようで、豊作を暗示する縁起物だったかも知れません。

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