伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員2期目
議会活動、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

福島第一原発では

2011-05-31 09:00:27 | 放射能問題

福島第一原発に関しては
5月29日、5号機で冷却機能を失っていて、一時原子炉の温度が上昇したが、その公表が半日も遅れていた。
30日 今回の大雨の影響で、原発の地下にたまった高濃度の放射能汚染水の水位が上昇。(朝日新聞)
と連日報道されている。

遅々として進まない放射能対策に、人間の非力さを痛感する。

一方、5月30日、ドイツでは17基の原発すべてを遅くとも2022年までに閉鎖する事を連立与党が合意した。(東京新聞)


次のようなメールが入ってきた。
MAIL
未だまったく収束の見込みの立たない福島第一原発です。今回の大雨の影響が無いか心配です。

 東電は昨日敷地内に設置したカメラが撮影した1〜4号機の外観を24時間ネットで公開すると発表しました。
本日(31日)午前10時から、同社HPで公開するとのことです。
 その際に《「都合の悪いものが写っているから止めるということはない。ありのままにリアルタイムに配信する」と説明。白煙が上がるなど普段と変わった状況が画面上確認できる場合には、HP上で状況説明を加えることも検討するとした》(時事通信)とあるのを読んで、納得しました。

 ご存じの方のいらっしゃると思いますが、実は福島第一のリアルタイム映像はTBSによってすでに公開されています。その5月22、23、24日の分では、2号機、4号機から一貫して白煙が上がっているのがはっきりと確認でき、特に4号機は原子炉は空っぽのはずなのに中心部分から盛んに白煙が上がっているので一部のネット上では話題になっていました。YouTubeでも見られます。

 いろいろ調べてみたら、東電は一切発表していませんが、地元住民の間ではずっと前から知られている現象だということです。東電の今回の対応はネット上にすでに出ていて話題になっていることへ配慮したものと思われます。

 福島第一では本当は何が起こっているのかわかっていません。
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本日佐倉市に放射能測定を求める署名を京成佐倉駅南口で行います

2011-05-30 09:25:29 | 放射能問題


本日5月30日、佐倉市に放射能測定を求める署名活動を、京成佐倉駅南口で17時から行います。
雨天中止

昨日、さくら・市民ネットワークの臨時総会を開いた。
選挙結果の報告を兼ね、今年度の予算と人事が議案で承認された。
選挙後という事もあるが、放射能問題、震災問題とたくさんの意見を抱えて来ていただいたので、活発な意見交換ができ、いい総会だった。
その中で、現在の署名活動の中身の質問があった。

現在、市は学校の放射能測定を行っているが、署名内容と同じではないか?
何を求めていくのか?というもの。

その通りです。
現在、市が学校の校庭の土壌調査と大気測定を始めていて、測定結果がHPに公表されています。

いただけないのは、福島の暫定基準値以下なので、問題ないとしていること。私もブログで指摘してきました。

さくら・ネットが署名活動中の要望書には
2.保育園、幼稚園、小中学校においては、測定値に応じて、子どもたちを建物の外に出さないなど、「放射能対応マニュアル」を作成し周知すること。
という項目がある。

署名活動は時間がかかり、状況は刻刻と変化しているため、現在重要なのはこの2項目目となっている。

私が選挙中マイクを握って訴えていた時は、福島原発の再度の爆発もありうるので、緊急時対応できるように大気測定と、子どもたちの安全確保のための「対応マニュアル」を想定していた。
しかし、現在は放射能が土壌汚染を引き起こしている為、現実的な「対応マニュアル」に中身が変わってきている。

年間1ミリシーベルト以下にするには、子どもが1日に浴びる放射能の限度を単純に365日で割って、2.7マイクロシーベルトとする。
何時間外遊び、戸外活動が出来るかは、場所場所の放射能の測定値で決まるはず。

外遊びダメよ、クラブ活動は室内で、などとしなくても、目安は出てくるはず。
そんなマニュアル作りをして欲しいと、考えています。

署名に来てね


写真は、ホタルブクロ
 雨の多い日本の風土に合わせて進化した結果、釣鐘形の花になったのでしょうか。
 この形なら受粉に大切なオシベ、メシベが濡れる心配がありません。
とコメントをいただきました。
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大変!モンサント社が農水省に遺伝子組換え作物の承認申請

2011-05-29 11:22:32 | 環境

こんなメールが入ってきた。
モンサント社がセイヨウナタネ・トウモロコシ・ワタなどの遺伝子組換え作物の承認申請を出したそうで,
原発事故で私たちの生活が脅かされている今、その間隙を縫うような追い打ちだ。

遺伝子組み換え作物は長期的な安全性は確認されていない。
これからどのような健康被害が起こるか分からないばかりか、人体実験をしているようなものである。
セイヨウナタネは日本に輸入され、精油工場に搬入される道路わきですでにこぼれ種から交雑が始まっている。
放射能問題と同様な子子孫孫に関わる重要な問題です。
子どもたちは放射能被害に加え、遺伝子組み換え作物の健康被害におびえることになる。


Mail
原発問題で心落ち着かない日々というのに、遺伝子組み換え作物問題が起こっています。

何とモンサント社がセイヨウナタネ・トウモロコシ・ワタなどの遺伝子組換え作物の承認申請を出したそうです。

命に関わる問題です。これが通れば栽培・流通・輸入等が可能になります。

農水省は、これらの遺伝子組換え作物承認前にパブリックコメントを求めています。
一言でも声を上げてください。

https://www.contact.maff.go.jp/maff/form/b3da.html
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うの花がまっさかり

2011-05-29 09:44:09 | 佐倉の自然
私のブログにも、あんまり硬くて目が疲れるから、季節の写真でも載せたらどうですか、と読者の方が心配してくれて、投稿いただいた。

ありがたい事です。
きれいでしょ。

投稿
今が盛りのウツギの花を送ります。俗にうの花と言われるものです。
野性もありますが北総台地では耕地の境界を示すのに利用されています。
杭だと抜いて動かされる恐れがありますが、根を張っていれば簡単には動かせないから安心です。
つぼみの状態が白米のようで、豊作を暗示する縁起物だったかも知れません。

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ツイッター始めました

2011-05-29 08:45:13 | 日記

昨日さくら・市民ネットワークの事務所に、署名用紙を持ってきていただいた。
2人の子どものパパとそのお父さん、つまりおじいちゃん。
4歳と2歳の子ども達のため、放射能がとても心配だし、何かできることはないかといろいろ情報を集めていた。

放射能測定器であちこち測ったということで、
かなり高い数値を検出したと、教えてくれた。

やっぱり溜まりやすい所がある、という事を頭に置いて調査していかなければならない。

個人的に測定している人達の情報を集めて、市が購入する測定器で検証していったらどうだろうか。

その時、なんでツイッターで発信しないんですか?と聞かれた。
せっかく情報を発信していても、伝わっていませんよ。
いい事しているのに。
と言っていただいた。

選挙の時にも、若い人に勧められていた。
伝えたいことがたくさんあるから、印刷での情報提供、インターネットでの情報発信、いろんな方法でつながっていきたい。

ツイッター始めました。
http://twitter.com/#!/toshikoito
皆さんよろしく。


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文科省暫定基準値そのままの矛盾

2011-05-28 01:40:43 | 放射能問題
5月27日、文科省は、福島県内の学校で、年間1ミリシーベルト以下を目指すと発表したが、暫定基準値は20ミリシーベルトのまま。校庭の表面の土を取り除く費用を国の負担とした事を発表しただけである。何も変わっていない。
福島県内の土壌汚染がひどいため、暫定基準値を20ミリシーベルトに引き上げ、子どもの健康を切り捨てた矛盾は何ら解決されていない。

佐倉市は現在HPに学校、幼稚園、保育園の校庭、園庭の放射能調査結果の公表を始めている。

今回の空間線量の測定結果は0.07〜0.28μSv/h(マイクロシーベルト/時間)

その中で、
「文部科学省の「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考えについて」(平成23年4月19日)で定める空間線量率3.8マイクロシーベルト/時間を下回っています。」
と原発被災地の福島県内の暫定的考え方を、佐倉市にも当てはめようとしている。

できるだけ放射線は浴びないに越したことはない。原発事故以前の1ミリシーベルト以下を佐倉市は基準値ととらえるべきではないですか。

ところで、
土壌測定値もただ数字を出して、「定めがない」とするのではなく、どのようにとらえるか。

今まで私たちの生活に原発の構造も、放射能の測定値も無縁の生活をしていた。
その中でいきなりシーベルト、ベクレルという単語が飛び交っている。

μSv/h(マイクロシーベルト/時間):1時間当たり人が影響を受ける放射線の強さ
Bq/平方センチメートル(ベクレル/平方センチメートル):1平方センチメートル当たりの放射性物質の量

問題ない数値なのか?

私たちが測定器で測った場合、やはり地表部分は高い値が出ている場所があった。

確実に放射能は降り積もっているのだから、せめて幼児が遊ぶ砂場は砂を入れ替えるなどの心づかいが必要ではないだろうか。




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化学物質過敏症 佐倉市の対応

2011-05-25 22:51:49 | 化学物質過敏症
今朝、NHKの番組アサイチで「全国各地で続発、謎のシックハウス」というテーマで放送していた。

建材に使われている塗料、接着剤で具合が悪くなり、住み続けることが出来なくなった事を伝えていた。
私たちは、大量の化学物質に取り囲まれている。

番組でも、厚労省が決めている13項目の化学物質値はクリアしているのに、具合がますます悪くなり、調べたら総量がオーバーしていた、というもの。
謎でも何でもない。
学校や幼稚園を管轄する文科省のマニュアルでは6種類しか調べなくて良いことになっている。

現在、日本では70万人から、子どもも入れると100万人の化学物質過敏症患者がいると言われている。
そして一度発症してしまうと良くならない。一生、化学物質過敏症と付き合っていかなくてはならない。

2009年「化学物質過敏症」が病名登録されたが、自分でも気がつかず発症している人もいるはずだ。
建材、塗料だけでなく、農薬、殺虫剤、トイレの芳香剤、蚊取り線香、たんすの防虫剤でも同様。
特にトイレボールは、発ガン性があり、トイレに一つ置いてあるだけで、許容値を超えてしまう。

私は、この4年間、農薬・殺虫剤・シックハウス・シックスクール、総称して化学物質過敏症問題について取り組んできた。

学校や保育園をはじめ、建物を管理するには多くの農薬・殺虫剤が使われている。
校庭などの樹木にも定期的に消毒と称して農薬が撒かれてきた。
そのため、子どもたちの健康被害を防ぐためにも、せめて学校や保育園では農薬・殺虫剤は使わずに管理して欲しいと、議会で発言し続けてきた。

今年3月,佐倉市では、念願だった「公共施設で出来るだけ農薬、殺虫剤等を使わず建物管理する指針」ができ、4月からスタートした。
岐阜市の取り組みはお手本となるものだが、きちんと勉強して作ってくれた。
うれしいことである。

中身は、農薬・化学物質に一番影響を受ける妊婦や子ども、病人が居る所では原則薬剤を使用しない配慮。
ワックス、芳香剤でも具合が悪くなる事や、せっけんの使用など農薬以外の物へもちゃんと触れている。
今後、学校や保育所など施設毎にマニュアルを策定し管理していくということだが、いかに各担当へ周知徹底するかがカギである。

まずは第一歩。
今後の佐倉市の取り組みに期待します。

私が活動している「化学物質から子どもの健康を守る千葉県ネットワーク」略して「子健ネット」では、昨年千葉県内の22市町の農薬、化学物質の使用調査をして、それを冊子にまとめ発行した。

それを見ると、どれだけ自分の市が、学校が農薬・化学物質を使っているか分かる。
また、調査依頼への取り組みがおざなりなところは、ずさんな管理をしているとも言える。
問題点が分かっていないという事なので。

興味のある人は1冊500円+送料でお分けします。

連絡は さくら・市民ネットワークまで。news@sakura-siminnet.com


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子どもたちのためにできる事

2011-05-24 21:47:23 | 放射能問題
いま、さくら・市民ネットワークでは署名活動をしています。

「佐倉市独自の放射能測定を求める要望書」
http://www.sakura-siminnet.com/index.html

1. 地上1メートルでの放射能測定
測定結果によっては子どもたちの戸外での活動時間を制限するなどの対応が必要になるため、
2. 学校での対応マニュアルを作ること


署名活動をしていると、心配するお母さんたちの声がたくさん寄せられてきます。

「校庭の放射能の数値は? 分からなければ始まらないけど」
「校庭の20mSV/年は基準値が高すぎる」
「野菜の基準値も引き上げられてしまって、内部被ばくが心配」

みんなもっともなことばかり。


今頃になって、地震直後に福島原発で3炉ともメルトダウンが起こっていたなんて騒いでいるけれど、情報隠ししていたと取られてもしかたありません。

情報は正確に流さないと、などとしらじらしく言われても、「今すぐ健康被害はありません」と言っていたのは、あなたたちではなかったですか?

政府、電力会社、御用学者、テレビ・新聞などの報道機関・・・・・・・・

そして国会で与党を追及しているけど、長年原発を推進してこんな事態を引き起こした、ついこの間まで政権をとっていた方達。

子どもたちの健康のため、これから産まれてくる子どもたちのため、何が出来るか真剣に考えて政策をたててほしい。

そうしたら、もう原発推進なんて言えないはずだけど。


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市長へ議員有志で要望書を提出

2011-05-24 10:08:37 | 議会
昨日(5月23日)、意見書に名前を連ねた議員7名で市長に面談し、要望書を提出しました。

「放射能被害から子どもたちの健康を守る取り組みを求める要望書」
内容は4項目
1. 土壌調査の早急な実施とデータ公表
2. 安全性が確認されるまで戸外での活動自粛
3. 屋外プール水の測定
4. 給食の食材の測定

市長からは、
土壌調査に関しては、市は近々運動会を実施する小学校を優先的に簡易測定器で調査するとのことでした。
データはホームページで公表する予定です。

プールのたまり水については、今年も子どもたちに清掃もかねて、ヤゴ取りをさせる予定とのことでした。

危険性を訴えたところ、
ともかく水質検査をして危険な数値が出たら中止も考えるという発言がありました。

これから、測定器も購入し、大気の測定も小中学校で定期的にやる予定で、正確な測定をするために職員の講習を充実させたいとのことでした。

給食の食材に関しては、県が定期的に検査を行っていて、放射性物質の影響を受けやすい、路地栽培の地面に葉の広がったホウレンソウがサンプルに適しているとのこと。

臨時議会前(5月9日)、市民ネットワークとして、佐倉市へ放射能対策をどのように取り組んでいるか、聞き取りに行ったところ、全く対策がとられていませんでした。

それから考えると、短時間で格段の進み具合です。

でも、
放射線の被害を考える時、レントゲンの検査や飛行機に乗った時の被ばく量と比較する答弁は、いただけません。

せっかくの取り組みですからね!

よろしくお願いします。

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「学校や幼稚園の放射能土壌調査」全会一致で可決

2011-05-22 22:36:45 | 議会
5/17佐倉市の臨時議会がありました。
市民ネットワーク提案の「佐倉市内の保育園・幼稚園・小中学校の校庭の土壌における放射能測定を求める意見書」が、全会一致で可決。
画期的な事です。

運動会の練習やクラブ活動が行われています。
プール開きもこれからあります。

毎年プールのため水のトンボの幼虫ヤゴを、捕まえるイベントがあります。
でも、ちょっと待ってください。
あの福島原発の爆発事故からずっとためられていたプール水、まずは測定してからイベントをして欲しいものです。

佐倉市の給食は地場産の食材を使った、こだわり給食です。
その食材も安全なことを確認する測定体制を整えてほしい、という声が上がっています。

明日、議員有志で佐倉市長に面談し、要望書を提出します。
内容は
放射能土壌調査を速やかに行ってほしい。
プール水と学校給食の食材の測定体制を整えてほしい。

福島原発事故が私たちが築いてきた、食の安全、環境問題に大きなダメージを与えています。
本当に腹立たしく、むなしくなります。
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