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発射延期、北から正式通報なし…政府は警戒継続

 北朝鮮による事実上の弾道ミサイルの発射予告期間初日となる10日、政府は厳戒態勢に入った。

 同日午前の発射は見送られたが、北朝鮮から国際機関に対する発射延期の正式通報はないため、警戒を続ける。

 野田首相や藤村官房長官は、10日午前7時前から首相官邸で待機した。首相は首相公邸から官邸に入る際、記者団に「警戒・監視に万全を期していく」と述べた。

 この後、藤村氏は午前11時過ぎの記者会見で、「緊張感を持って対応している。様々な情報収集や分析をしており、引き続き不測の事態に対応できるよう必要な態勢を取り、情勢を注視していく」と語った。

 正午までにミサイル発射がなかったことから、首相は10日午後、埼玉県と東京都内で衆院選の遊説を行う。当初、10日に発射される可能性が高いとみて、この日の遊説を見合わせ終日官邸に詰める考えだったが、遊説日程を入れた。

2012年12月10日13時28分  読売新聞)

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