ふくしま駅伝 2012

■郡山総合V  【町の部】三春4連覇   【村の部】西郷初優勝 

総合・市の部で2年ぶり6度目の優勝を飾り、フィニッシュする郡山市の加瀬茂樹選手
町の部で4年連続6度目の優勝(総合9位)を果たし、フィニッシュする三春町の玄葉啓太選手
村の部で初優勝(総合18位)を決め、 フィニッシュする西郷村の大塚翔太選手

 第24回市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)は18日、白河市総合運動公園陸上競技場から福島市の県庁前までの16区間96・5キロのコースで繰り広げられた。序盤から目まぐるしく首位が変わるレース展開となったが、市の部は終盤郡山市が会津若松市を突き放し、5時間8分13秒で2年ぶり6度目の優勝を果たし、総合優勝した。町の部は三春町が5時間24分16秒で4年連続6度目の栄冠に輝いた。村の部は西郷村が5時間33分38秒で悲願の初優勝。51チームの809選手は、晩秋の福島路の沿道の大声援に応え、元気な走りを見せていた。

 ふくしま駅伝は福島陸上競技協会と福島民報社の主催。51市町村(飯舘村は後半スタート)が参加した。大会名誉会長の高橋雅行福島民報社社長の号砲で、白河市総合運動公園陸上競技場をスタート、県庁前を目指した。

 市の部は序盤から郡山、会津若松、いわきの3市がデッドヒートを繰り広げた。郡山は1区で先頭に立ったいわきを2区で逆転したが、4区でいわきに首位を奪われた。5区で郡山が首位を奪い返し、前半7区までトップを保った。会津若松は6区の佐藤敦之選手(中国電力)が区間新の走りで猛追し、8区で逆転。後半は郡山、会津若松が代わる代わる先頭を走ったが、郡山の14区橋本真孝選手(学法石川高3年)がスパート、会津若松に1分7秒の差をつけた。15、16区でさらに差を広げ2年ぶりに先頭で加瀬茂樹選手(城西大2年)がフィニッシュテープを切り、総合優勝も果たした。会津若松は第2回大会以来22年ぶりの2位。

 町の部は三春が安定した走りを見せ、前半に4区岡本尚文選手(日立物流)ら3人が区間賞を奪った。後半に鏡石、会津美里が追いすがったが振り切って総合でも9位に食い込んだ。

 村の部は西郷が5区長田基樹選手(学法石川高2年)ら3人が区間賞を奪うなど各区間常に上位をうかがい、初優勝。8人が区間賞を獲得した泉崎の7連覇を7秒差で阻んだ。

 次回大会は来年11月17日に開かれる。

主催
福島陸上競技協会、福島民報社
共催
福島県、福島県教育委員会、ラジオ福島、テレビユー福島
主管
県南陸上競技協会、県北陸上競技協会
後援
(財)福島県体育協会、福島県市長会、福島県町村会、参加市町村教育委員会、通過市町村陸上競技協会、通過市町村体育協会、(社)福島県交通安全協会、毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社
協力
福島県警察本部、自衛隊福島地方協力本部、陸上自衛隊福島駐屯地、陸上自衛隊郡山駐屯地 ほか関係諸団体
特別協賛
東北電力、東邦銀行、サントリー
協賛
ダイワハウス、ALSOK
特別協力
NTT東日本福島支店、福島トヨタ
賛助
奥羽大学、おとぎの宿 米屋、JA共済連福島、藤田建設工業、BESS福島、皆川自動車ガラス