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2時間ドラマの悪役が光った高嶋政伸

【芸能】

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2012年12月17日 掲載

美元と離婚後の“初仕事”

<ナイフを振りかざすシーンも…>

「さらし者になってナンボという覚悟があってこそ。腹の据わった演技は安定感がありました」

 こう言うのは、辛口コラムニストの今井舞氏。

 15日、高嶋政伸(46)が美元とのドロ沼離婚が成立してから初の出演ドラマで、気迫の演技を見せた。

 作品は松本清張原作の「十万分の一の偶然」。清張の没後20周年とテレビ朝日の開局55周年を兼ねた2時間ドラマで、高嶋は主演の田村正和(69)、田村の娘役を演じた中谷美紀(36)に続く3番手。エゴをむき出しにし、7人もの死傷者を出す玉突き衝突事故を仕掛ける“無差別殺人犯”という役どころだったが、前出の今井氏は「高嶋の覚悟をひたと感じた」と、こう続ける。

「騒動以降、他局でサイコパスがかった異常者の役を演じていましたが、案の定という役柄。それでも、今回は2時間ドラマの悪役の風格すら漂っていました。容姿端麗な婚約者をこれ見よがしに紹介したり、サバイバルナイフを振りかざしたり、私生活を彷彿(ほうふつ)とさせるシーンや演出が随所に見られました」

 ドラマ「HOTEL」で「姉さん、事件です!」の決めゼリフで爽やか青年を演じ、一世を風靡(ふうび)したのは10年以上前。美元とのゴタゴタは、今後、“性格俳優”として生まれ変わる転換点となった。

「高嶋さんは良くも悪くも、昔からト書きまで想像できるぐらい喜怒哀楽のハッキリとした分かりやすい演技をする。ご自身でも俳優としての限界を感じていたのでは。それが今作では私生活を糧に“オレの生きる道は2時間ドラマのサスペンス”という主張と覚悟があった。同世代で競合する俳優はおそらくいないでしょう。その道の職人として、今後の俳優人生を全うしていただきたいと思います」(今井氏)

「芸能生活をなげうつ覚悟」の離婚が、芸の肥やしになった。
~2012年12月17日以前の記事~

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