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阪神 藤浪は腹の中で大谷クンを笑ってる

【野球】

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2012年12月15日 掲載

「161キロを出したいなんて思わない」

<「チームが勝てばそれでいい」>

「いろいろと悩んだようですが、はっきりと進路が決まったことはよかったと思います。早く一軍のマウンドで対戦できるように、自分も頑張りたいと思います」

 大谷翔平(18=花巻東)がメジャー挑戦から一転、日本ハム入りを表明したことについて、同じドラフト1位の阪神の藤浪晋太郎(18=大阪桐蔭)はこうコメントしている。

 2人はともに2メートル近い長身から150キロ以上の速球を投げ下ろす本格派右腕。何かにつけライバル扱いされているが、その潜在能力や将来性はともかく、現時点では実力も実績も藤浪が一歩も二歩もリードしている。

 藤浪が甲子園で8勝0敗、防御率1.07だったのに対し、大谷は0勝2敗、防御率3.77。

 今夏のU18世界選手権(韓国)でも2人はダブルエースとの触れ込みながら、日本代表を指揮した小倉監督が大事な試合でマウンドを託したのは藤浪。先発、リリーフにフル回転の3連投を含む4試合に登板させた。

 一方の大谷はというと、四回途中3失点KOに終わった初戦のカナダ戦以降、韓国との5位決定戦までの7試合、登板機会すら与えられなかった。

 肝心な場面で四球や痛打を浴びる不安定な投球は相変わらず。重圧のかかる国際試合で勝負弱さを露呈(防御率は4.35)したからこそ、あえて藤浪に連投を強いたのだろう。

 藤浪をよく知るアマチュア球界関係者がこう言う。
「周りがいくら騒いでも、彼は冷静です。同世代の投手を意識することはない。大谷が160キロを出した際も『何を言われても他人は他人。別に161キロを出したいなんて思わない』と言っていました。『たとえ自分の投球内容が悪くても、チームが勝てばそれでいい』が口癖です。とにかく自分の考えをしっかり持っている。だから球の速さとか、三振の数とか、そんなこだわりは一切ない」

 実際、大谷は藤浪について「現時点では全然負けているのは分かっている。早く彼に追いついて、一緒に戦えるようにしたい」と言っている。藤浪が「一軍で対戦できるように自分も頑張りたい」と言うのはあくまでも謙遜、社交辞令に違いない。
~2012年12月15日以前の記事~

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