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市センターの絵、ちひろパステル画の原画だった

保管されていたいわさきちひろのパステル画

 長野県塩尻市の市保健福祉センター内に掛けられていた女の子の絵が、信州ゆかりの絵本画家いわさきちひろ(1918〜74年)が描いたパステル画の原画であることが「安曇野ちひろ美術館」(長野県松川村)の調査で分かった。

 ちひろは9000点以上の作品を残したが大半は水彩で、パステル画は100点ほど。同美術館は「貴重な発見」として、来春以降の一般公開を検討している。

 額に入れられたパステル画は縦35・7センチ、横24センチ。深緑色で女の子の顔を描き、頬と唇は赤色でにじませている。センターの事務室に掛けられていたが、市職員が今秋、偶然知り合ったちひろ美術館関係者に「保管方法はこのままでいいか」と相談したことをきっかけに、同美術館が把握していないちひろの作品で原画だと分かった。

2012年12月19日10時49分  読売新聞)
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