中国版GPS運用開始…尖閣などで軍事利用も?【北京=五十嵐文】中国政府は27日、独自開発を進めてきた中国版GPS(全地球測位システム)「北斗」について、アジア・太平洋全域での正式運用を開始したと発表した。 今年就役した中国初の空母「遼寧」への位置情報の提供など、尖閣諸島海域を含む東シナ海や南シナ海などでの軍事利用を進める意図があるとみられる。「海洋強国」を目指す中国の遠洋作戦能力が一層強化されることになり、日本など近隣諸国には懸念材料となりそうだ。 27日に記者会見した「北斗」開発部門の報道官によると、北斗システムの測位精度は水平方向10メートル、垂直方向15メートルで、「米国のGPSの性能に匹敵する」という。軍事に加え漁業、気象、交通など幅広い分野での活用を目指すとしている。 (2012年12月27日18時52分 読売新聞)
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