論説・あぶくま抄

論説

【復興予算と法律】被災地が使いやすく(1月4日)

 政府は15日、安倍新政権発足後、初めての平成24年度補正予算案を閣議決定する。引き続き、25年度予算案づくりが本格的に進められる。東日本大震災や東京電力福島第一原発事故の被災地は、復旧・復興の要望に対して、予算や法律が十分に応えられない現状に不信や不満...[記事全文

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【経済再生と復興】実効ある政策を望む(1月3日) 

 「危機突破に向け、『結果』にこだわる」。安倍晋三首相は年頭所感で政権運営に強い意欲を示した。東日本大震災、東京電力福島第一原発事故からの復興と経済再生を当面の課題と位置付ける。政策として当然の優先順位だ。長引くデフレから脱却し、持続的な景気回復への道筋...[記事全文

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【新年を迎えて】確かな復興進めよう(1月1日)

 新しい年を迎えた。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故、新潟・福島豪雨から2度目の正月だ。県土と県民の暮らしが負った深い傷はいまだ癒えていない。古里再生の足取りを十分に実感できず、いら立ちや行き詰まり感さえも漂う。ただ、復興を担う「主役」は県民だ。国...[記事全文

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【復興元年】課題山積のまま越年(12月31日)

 「復興元年」が暮れる。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの一日も早い復興・復旧という県民の願いが国に通じたとは言い難い。民主党政権の混迷や復興庁の機能不全は暗い影を落とした。避難区域の再編や、除染の鍵を握る中間貯蔵施設の整備も大きな進展はなく、...[記事全文

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【子どもの健康】未来へ政策進めよう(12月29日)

 東京電力福島第一原発事故発生から間もなく1年10カ月となる。事態長期化による子どもへの悪影響が出始めた。今年度の学校保健統計調査速報で、本県の肥満傾向が判明した。森雅子少子化担当相(参院本県選挙区)はじめ安倍晋三内閣は子育て環境の改善や法整備などを早急...[記事全文

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【「八重」の年】会津の真価が問われる(12月28日)

 広く全国の関心を会津に集めると期待されるNHK大河ドラマ「八重の桜」がいよいよ、1月6日から放送される。会津若松市の旧会津図書館跡に整備された「ハンサムウーマン八重と会津博 大河ドラマ館」の開館は同12日。八重にちなんだ商品開発やイベント企画なども各地...[記事全文

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【安倍政権発足】一番手は「復興」だ(12月27日)

 第2次安倍晋三内閣が26日スタートした。首相の再登板は故吉田茂氏に次いで戦後2人目だ。総選挙で惨敗した民主党が政権の座を去り、自民、公明両党の連立政権が3年3カ月ぶりに復活した歴史的な日になった。 同時に本県から復興相に根本匠氏(衆院本県2区)...[記事全文

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【民主の新代表決定】問われる党再生の展望(12月26日)

 衆院選で惨敗した民主党が新たな代表に元経済産業相の海江田万里氏を選んだ。政権政党から転落したとはいえ、野党第一党であり、果たすべき責任は重い。党再生に向けてどんな展望を打ち出し、具体的なシナリオを描くのか。何より理念や政策が自民党とどう違うのかを明確に...[記事全文

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【地域防災計画】早急な態勢整備を(12月25日)

 内閣府や原子力規制委員会が地方自治体の地域防災計画作成に向けたマニュアル改訂版などを相次いで公表した。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を受けての対応で、既に見直し作業に入っている県などは国の動きに合わせて段階的に修正を加える方針だ。ただ、計画がま...[記事全文

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【被災地の選挙】工夫重ね、投票促進を(12月24日)

 東京電力福島第一原発事故の避難区域がある双葉郡は、衆院選の投票率が県全体を下回った。被災地の選挙は地域の再生を担う代表を選ぶと同時に、避難者が故郷とのつながりを確かめる意味を持つ。東日本大震災後に行われた各種選挙を分析し、避難者の声を十分に反映できる仕...[記事全文

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