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らくガキログ

雨の中、観に行ってきた映画

2008-04-19 02:21:50

コメント(1)

さ、観てきました。


 これです。



      

                          「バンテージポイント」


 では、映画「バンテージポイント」を観た感想をば、いきましょう。


 作品は始まってすぐにも、スピーディーなアクションで展開されます。


 アクション映画の展開は始まってから約20分ぐらいで、アクションが始まりますが、

この作品は、もたもたしていられない。

なにせ、大統領狙撃事件を8人の人物からの視点で描いていきますからね。


 つまり、8人の視点が、全て伏線になるわけです。

↑上のポスターを見るとわかりますが、八つの視点が一つに向かって集約されているでしょう。


この映画は、それらの視点が、最終的にひとつに集約されるようになります。


それは、まるで、8人の視点そのひとつひとつが、この物語のパズルのピースになっているように。


 大統領演説をライブで流すTVプロデューサー、レックス・ブルックス(シガニー・ウイーバー)の視点から始まります。

映し出された大統領の傍に護衛につく主人公シークレット・サービスのトーマス・バーンズ(デニス・クエイド)を

発見。以前やはり大統領狙撃事件の際に、その身を挺して銃弾を受けたトラウマがある。

その横には、同じくシークレット・サービスのケント・テイラー(マシュー・フォックス)もいた。

今回の大統領護衛任務に当たって、トラウマを抱えたままのバーンズを現場に復帰させた人物。


 バーンズは、向かい側の建物の揺れる窓のカーテンを怪しく思い、嫌な予感を感じる。


今回旅行を楽しみながら、ビデオカメラをまわしていた旅行者、ハワード・ルイス(フォレスト・ウイッテカー)は、

そのバーンズの目線に気付き、不穏な雰囲気に演説広場が包まれていることを直感で感じる。


 その後に起きる大統領狙撃、どこか離れた場所で起きる爆発、そして、演説広場の爆発。。。


 ※ポイント;このハワードは重要なキャラクターです。


 彼は、演説広場で、ある親子と遭遇します(女の子アナとぶつかって、アナが手にしていたアイスクリームが

だめになる)。ここで、親子と交流を交わします。彼は、アナに対して申し訳なく思い、謝罪するほどの子供思いです。彼のそのキャラクターとアナとの関係が最後に、集約されるべき視点にたどり着きます。


 そして、彼の撮っているビデオには、大統領暗殺のテロリストの姿や、そのほかの様々な、事件を目撃することになります。


 

 

 ハワードに近づき、話しかけてきた謎の人物、ハワードが見かけたカップルの男女、その男性の秘密、

その相手の女性の隠された素顔、その女性の恋人、警官のエンリケの行動、その行動を追っていく

ハワードのカメラ。。。。。


 大統領狙撃の謎、テロリストたちの策略、追いかけるハワードの視点、真実を探るバーンズ・・・・・・


 異なる8人から描かれた視点は、そのひとつひとつが完全ではなく、欠けた部分があります。

その欠けている部分を8人の視点が、次々に埋めていきます。

そして、全てのピースがそろった瞬間、驚異的な加速で、ある一点の現場に集束されていきます。


 CG無しのカーチェイスのスリリング溢れる展開は、迫力と共に、一気にこの物語のクライマックスへと、

導いてくれます。

クライマックスに向かうほどに、加速する真実。


その最後のひとつの、1点に集約される現場へ向かう展開は、圧倒されます。


 とにかく、ストーリーに触れすぎると、全部ネタばれしてしまうので、言えません。

そのおもしろさを確認してみてください。

斬新な脚本で楽しみたい作品の一本であります。

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