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きょう冬至 凍み豆腐作り最盛期

 21日は24節気の一つ「冬至」。冷え込みが本格化する中、福島市立子山地区では冬の日差しと寒風を受けて豊かな風味を醸す特産の凍(し)み豆腐作りが最盛期を迎えている。
 先代から約60年にわたり作り続けている三本杉食品社長で、地区内の生産者でつくる会社「立子山凍豆腐」副社長の三本杉正洋さん(74)方では、パートの主婦らが凍らせた豆腐を手際よくわらで結び、軒下につるす作業に追われている。3日から一週間ほど自然乾燥させ、県内外の市場に出荷される。作業は来年3月まで続く。
 昨年度は東京電力福島第一原発事故の風評被害で注文が前年度の3分の1以下に激減した。今年度は市場関係者から「品薄にならないよう作り続けてほしい」と要請されるなど持ち直してきたという。放射性物質の検査結果は「検出せず」となっている。

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軒下につるされ、冬の日差しと寒風を受けて風味を増す凍み豆腐
軒下につるされ、冬の日差しと寒風を受けて風味を増す凍み豆腐

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