三菱東京UFJ銀行は25日、名前や口座番号、取引金額など約112万人の顧客情報を記録した専用フィルムを紛失していた、と発表した。同行は11月、顧客約560万人の情報紛失を公表しているが、その後の追加調査で新たに判明した。
三菱東京UFJは「(保管しておくべき期間が過ぎて)フィルムを廃棄した際の手続きの不徹底などが原因」としている。外部流出の可能性は低く不正利用の連絡はないという。
今回紛失が確認されたのは1995~2008年に取引のあった、旧東京三菱銀行などの顧客情報を小さな文字で焼き付けた「コムフィッシュ」と呼ばれるフィルム。全国177支店と東京にある本部で管理していた。