論説・あぶくま抄

あぶくま抄

あぶくま抄(12月26日)

 <この時代、咲いてみようじゃないの♡>。スペンサー銃を手に綾瀬はるかさんが力強いまなざしを向ける。大河ドラマ「八重の桜」のポスターが会津若松市内に張られた。「最後の♡がいいのよ」。若い女性が言う。 綾瀬さん演じる主人公の新島(山本)八重...[記事全文

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あぶくま抄(12月25日)

 今朝、枕元のプレゼントに喜ぶ子どもの姿を、ほほ笑ましく眺めたサンタクロースがたくさんいたに違いない。うれしさを隠しきれないわが子の笑顔は、親にとって最高の贈り物だ。家族一緒に過ごせる幸せの意味を県民はよく知っている。 単身赴任者でつくる親睦グル...[記事全文

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あぶくま抄(12月24日)

 サンタクロースがフィンランドからやってきた。川内村の子どもにお菓子や色鉛筆などを手渡し、励ました。世界中に夢を届けている。聖夜のきょうは大忙しだ。 サンタの国の作家が書いた絵本がある。金持ちの家の子どもが登場する。いつでも何でも買ってもらえるた...[記事全文

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あぶくま抄(12月23日)

 「お巡りさん、落とし物が来ていませんか」。一度はお世話になった人が多いはずだ。忘年会で酒を飲む機会が増える。気分が高まるとつい、忘れ物に気付かない。「どこに置いたか」。考えた末に警察署や交番に駆け込む。 県内で昨年一年間に届けられた落とし物は2...[記事全文

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あぶくま抄(12月22日)

 「読む価値がある本は買う価値がある」。本のカバーに記された一文を思い出した。いわき市の書店が使う。音楽CDの年間生産枚数が14年ぶりに前年を上回るのが確実となった。 日本レコード協会がまとめた。「聴く価値があるCDは買う価値がある」と考える愛好...[記事全文

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あぶくま抄(12月21日)

 「大変な状況なのに明るく温かく迎えてもらった」。原発事故後の本県を知る農村体験ツアーで、二本松市を訪れた大学生が感激の表情で語った。生産者が放射性物質の影響を防ぎ、風評被害に立ち向かう姿に心打たれたという。 民泊した東和地域は以前から都会の若者...[記事全文

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あぶくま抄(12月20日)

 農地を荒らすイノシシの急増が来春に懸念されている。「天敵」である狩猟者が原発事故で激減したためだ。放射線への不安をはじめ、仮設住宅で銃を保管できずに「引退」した避難者も多いという。 イノシシは縄文の昔から身近な獣だ。「猪突[ちょとつ]猛進」の印...[記事全文

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あぶくま抄(12月19日)

 そばのような色合いで、食べるとほのかな甘味が口の中に広がる。「彩絆[さいき]うどん」だ。いわき市のリプロ内郷企業組合が開発した。薬膳料理で地域おこしに取り組む。新たな名物で復興の後押しを-との思いがこもる。 地元内郷産の黒米、赤米、緑米...[記事全文

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あぶくま抄(12月18日)

 「300、296、294」。総選挙で得た自民党の議席数だ。最初は昭和61(1986)年夏の衆参ダブル選挙時、次が平成17年秋のいわゆる郵政選挙。最後は16日投開票された今回の結果だ。いずれも歴史的大勝といえる。 連立を組む自民、公明党の議席は「...[記事全文

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あぶくま抄(12月17日)

 過去最多の12政党が戦った衆院選に決着がついた。自民党が大勝し、政権の座に返り咲く。「日本を取り戻す」と訴えてきた自民の安倍晋三総裁は、国政をどうつくり直すのか。 衆院選の陰で参院の勢力図が変わった。衆院選へのくら替え出馬が続出し、公示...[記事全文

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