避難勧告に従い出国し解雇、仏女性がNHK提訴東京電力福島第一原発事故を受けた母国・フランスの避難勧告に従ったところ、勤務先のNHKから不当に解雇されたとして、元スタッフで同国籍のエマニュエル・ボダンさん(55)が15日、職員としての地位確認と、未払い賃金など計約1570万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こした。 訴状によると、ボダンさんはNHKと毎年契約し、20年以上にわたり翻訳の仕事などをしてきたが、事故後の2011年3月15日、上司に電話して出国したところ、同22日付で解雇されたとしている。 ボダンさん側は「NHKとの契約は労働契約であり、解除に理由がない」と主張。NHK側は「解除に問題はなかったと考えている」とコメントした。 (2013年1月15日17時57分 読売新聞)
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