英語のみで授業行うコースは違憲…インドネシア【ジャカルタ=梁田真樹子】インドネシア憲法裁判所は、一部の学校で英語のみによる授業を行う「国際コース」制度は違憲だとする判断を下した。 国際コース制度は2006年度から導入され、公私立合わせて全国約18万の小・中・高校の中から指定を受けた約1300校で英語による授業が行われている。授業料は通常課程より高額となる。このコースについて、市民活動家らが「教育の機会均等を妨げる」として違憲審査を求めていた。 8日の判決は、国際コース制度が児童・生徒の差別的待遇を助長するとして活動家らの主張を認めるとともに、外国語のみの授業は「愛国心や国民性を傷つける」と指摘した。 裁判長のマーフッド憲法裁長官は、清廉な人物として国民的人気が高く、14年の大統領選出馬も取りざたされているが、ナショナリスト的傾向も指摘されている。昨年11月には、国の石油・ガス事業監督機関が「外資寄りで汚職の疑惑が絶えない」とするイスラム主義団体の主張を認めて同機関の設置法に違憲判断を下した。同機関は即刻廃止された。 (2013年1月10日18時46分 読売新聞)
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