【モスクワ=寺口亮一】インターファクス通信によると、ロシアのボグダノフ外務次官は9日、シリア情勢の打開に向け、国連とアラブ連盟のブラヒミ共同特別代表と米露による3者協議が11日にジュネーブで開催されると明らかにした。
アサド大統領が自らの進退に言及しないまま6日に提唱した「国民和解案」に反体制派や欧米は反発しており、3者協議で全当事者が受け入れられるような打開策を提示できるかどうかが注目される。
協議には、露からボグダノフ氏、米国からはウィリアム・バーンズ国務副長官が出席する。