【電子書籍の時代 イーブックジャパンの挑戦】(8-6) (1/2ページ)

2013.1.11 05:00

タブレット端末で電子書籍を楽しめる

タブレット端末で電子書籍を楽しめる【拡大】

  • 電子書籍はさまざまな端末で読めるから便利
  • パソコン画面上で見るトランクは、まさしく本棚
  • 外出先でスマートフォンから本が楽しめる

 ■家族で同じ作品“共有”も可能

 ◆新たに専用端末購入は不用

 電子書籍はパソコン、スマートフォン(iOS、アンドロイド)、タブレットとさまざまな端末で読める。新たに専用端末を買わなくて済むのが利点だ。

 イーブックジャパンは2007年、会員サービスとして「トランクルーム」の提供を開始した。いわば、ウェブ上に自分専用の本棚を持つようなものだ。大量の蔵書を端末側に収納することは、端末のデータ容量を圧迫するだけでなく、端末が壊れたときの心配もある。そこで貴重な蔵書はウェブ上のトランクルームに預けておいて、読みたい時に、使いたい端末にダウンロードすればいいというわけだ。

 登録できる端末は1つのアカウントにつき3台まで。例えば、自宅のデスクトップのパソコン、スマートフォン、携帯型のノートパソコンを登録するとしよう。著作権に配慮して、同時に2つ以上の端末で1つのコンテンツを読むことはできないものの、トランクルームを経由することで端末から端末にコンテンツを移動して読み続けることができる。

 自宅に居るときはパソコンで読み、外出するときにトランクルームに移しておけば、通勤電車の中でスマートフォンにダウンロードして読書の続きを楽しめる。どこまで読んだかを記録しておいてくれるのも便利な機能だ。仕事の合間の休憩時間であれば、ノートパソコンの少し大き目な画面でじっくり読むのもあり。こうして、場所を問わず快適な読書環境を実現できる。