除染作業現場など視察 麻生副総理、相馬を訪問
麻生太郎副総理兼財務・金融相は16日、東日本大震災の被災地視察のため相馬市を訪ねた。
市が玉野地区で東京農大の支援を得て進める農地の除染作業現場を訪問し、立谷秀清市長から説明を受けた。
国の災害公営住宅整備事業第一号として、市が馬場野地区に整備した被災高齢者向け共同住宅「相馬井戸端長屋」も視察した。
麻生氏は「国の予算がどのように利用されているかは最大の関心事」と視察目的に触れた上で、長屋整備など市独自の復興に向けた取り組みを評価。「話題になっている現場を見ることができて参考になった」と述べた。
麻生氏は相馬家第33代当主・相馬和胤(かずたね)氏の妻雪子さんの兄で相馬市にゆかりがある。平成23年3月の震災直後にも同市を訪問した。
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