ＰＡＣ３、東京・市ヶ谷の防衛省に到着

石垣島に到着し、市街地を通って配備地点に向かうＰＡＣ３の部隊（５日、沖縄県石垣市で）＝佐藤俊和撮影

北朝鮮によるミサイル発射に備え、防衛省に配備されたＰＡＣ３（５日午後１０時３７分）＝青山謙太郎撮影

　ミサイル発射予告を受け、海上自衛隊艦艇で輸送されていた地対空誘導弾「ＰＡＣ３」が５日、沖縄県の石垣島に到着した。

　同県の先島諸島はミサイルの飛行ルートにあたるが、防衛省は落下の可能性は低いと見ており、万一の事態に備えた措置としている。同省は石垣、宮古両島と沖縄本島の計４か所に加え、首都圏の３か所にもＰＡＣ３を配置する。

　石垣島の石垣港には午後２時１５分頃、輸送艦「くにさき」が着岸。発射機やレーダーなどの機材が次々に陸揚げされ、同港近くの敷地に運ばれた。５日夜には、東京・市ヶ谷の防衛省にＰＡＣ３が到着した。