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特集
AV女優の監督面接――男子たるもの、それだけで胸中は妄念でいっぱいになるはず。しかも溜池ゴロー監督が手掛ける美熟女AV作品、おまけにデビュー前の新人というのだから、いてもたってもいられない。
記者が入れ込んでいると、溜池監督も深くうなずいた。
「僕だって、どんな女優さんが来るのかドキドキしています。この期待感が高まるほどいい面接ができますし、結果として飛び切りエッチな作品を撮ることができます」
待つこと、しばし。彼女が現われた。ブラックスーツにブルーのブラウスが大人の女を意識させる。
「南紗穂といいます。35歳になりました。身長170センチ、3サイズは上から83、60、89センチです」
肩にかかる髪とナチュラルメイク。ストッキングに包まれた美脚がまぶしい。南さんは細身で清楚な印象が先立つ。しかし、失礼を承知でジロジロと観察すれば、フリルに飾られた胸もとは豊かに盛り上がっている。
すかさず溜池監督が口を開いた。
「バストは何カップですか?」
「Dのアンダーバストは70です」
「おおっ、見事な美乳ですね。それに腰からヒップのラインがすんごく豊満でいやらしい。僕、そういうヒップに弱いんですよ」
南さんは、ぽっと頬をピンクに染める。色気と恥じらいが渾然一体となり、何とも艶めかしい。溜池監督はやさしい笑顔のまま質問を重ねた。
「初体験は?」
「高校3年……卒業間際でした」
「何人の男性経験がありますか?」
「えっと、10数人ってとこですね」
溜池監督は南さんの表情や口調の変化を観察しつつ、メモにペンを走らせる。そこには「エッチな質問に物怖じせず」「声がきれい」などと書かれていた。しかし、さすがAV面接ではないか。初対面の女性にセックスのことを直撃するなんて。合コンなら、即刻レッドカードをつきつけられることだろう。妙に感心する記者に、溜池監督は「まだまだ、これから」と意味深な目配せをした。
「南さん、自分でエッチだと思います? スケベ、それとも変態?」
ちなみにエッチは行動派。スケベは妄想系。変態は普通の人が欲情しないことに燃えるタイプとのこと。
「変態……じゃないかな」
「おっヘンタイ! いいなあ。でも、なんでそう思うんですか?」
「生理前やストレスがたまると燃えるんです。電車の中でタイプの人を見つけると、セックスしたくなっちゃう」
「そっかあ! でも、南さんはスケベ、妄想系ですよ。僕の見たところ、南さんは気づかいができる。ついでにスポーツや勉強、読書に夢中になったんじゃないかな。そういう女性は、大脳の前頭前野が発達する。だから、妄想が激しくてセックスのときどんどんエッチになっていく」
「なんでわかるの! 私、学生時代はバドミントンに熱中してたんです」
「セックスの愉しみは、妄想が大きな比重を占めます。かくいう僕なんか、童貞時代に熟女のことを妄想しまくったことが財産になって、今までに800本以上のAVを撮ってきたんですから」
監督はすっと眉をあげた。「南さんの妄想、ぜひ教えてください」
彼女はいったん眼を伏せたが、決心がついたのか一気に話した。
「全裸の美少年をグルグル巻きで目隠しして、オチンチン大きくなってるわよって言葉責めしたい」
「おー、やりますねえ。じゃあ反対に、南さんが拘束されるのは?」
「う……うん、それもいいかも」
記者はそっと監督の脇をつつく。「彼女、かなりスケベですね」
監督もまんざらではなさそうだ。「南さんは掘り出し物ですよ。ドキュメンタリータッチはもちろん、演技力のいるドラマ作品も、こなしてくれるんじゃないかな」
撮影■田中麻以
※週刊ポスト2012年11月30日号
溜池ゴロー監督のAV女優面接潜入「あなたはスケベ?変態?」
2012.11.20 15:59