松井大輔

　京都の大宅中から３年時に藤森中に転校。藤森中３年でパリＳＧに短期留学した。卒業後は牧戸万佐夫監督の薦めもあり、鹿児島実高へサッカー留学した。２年時には、約１カ月の単身ブラジル留学。同国代表ＭＦジュニーニョ（ミドルズブラ）を輩出したサンパウロ州のイトゥアノで技に磨きをかけた。３年時には選手権準優勝。００年に京都入り。２２試合（１得点）に出場しＪリーグ最優秀新人賞を受賞した。

　Ｕ－２１代表では０２年５月トゥーロン国際大会（フランス）で、ベストエレガントプレーヤー賞を獲得。０３年６月２２日のコロンビア戦でＡ代表デビューを果たす。０４年アテネ五輪に出場し、大会後の０４年９月に期限付きでルマン（フランス２部）にレンタル移籍。３ゴールを上げ、週間ベストイレブンに５度選出されるなど、結果を残した。０５－０６年シーズンから３年契約で念願の完全移籍。広山（モンペリエ）、中田浩（マルセイユ）に続き３人目のフランス１部でプレーする日本人となった。

　０６－０７年は腰痛もあり思うような活躍はできなかったが、リーグ戦３４試合に出場し、５得点をマークした。シーズン終了後は、強豪のサンテティエンヌへ移籍した。

　０９年６月、出場機会を求めグルノーブルに移籍。クラブは序盤から後塵を拝し２部降格が決定した。

　１０年Ｗ杯南アフリカ大会直前に右サイドで先発を果たし、Ｗ杯グループリーグ、決勝トーナメントでもスタメンで活躍した。フランス１部への移籍を模索も、まとまらず移籍期間終了間際にロシアリーグ、トム・トムスクへ期限付き移籍が決定した。期間は１０年末までで１１年１月にグルノーブルに復帰した。

　１１年７月、フランス１部リーグのディジョンに移籍したが、故障もあって出場機会に恵まれなかった。チームも２部に降格した。

　１２年９月、ブルガリア１部リーグのスラビアソフィアに移籍した。

　巧みなテクニックと華麗なドリブルが売り物で、ゲームメークできるのは強み。