トラブル解消
2017年06月25日
初代MacProでOS X10.11 El Capitanの落とし穴
初代MacPro、いわゆるMacPro2006/2007は、もう10年選手として退役していることがほとんどです。正規のOSサポートは10.7まで。色々と工夫することで10.9あたりまでは無理やりインストールする方法が確立してはいましたが、普通の人にはやや手を出しにくい面倒さがありました。
ところがOS X10.11 El Capitanへの超簡単なインストール方法が確立し、一気に脚光を集めることに。…まぁ、それも未だに使い続けている少数の人の間でしかありませんが。
かんたんに説明すると、他のMacでHDDにEl Capitanをインストールしたあと、数カ所の「boot.efi」ファイルを置き換え、初代MacProに持っていくだけで問題なく動作するのです。その後のOSセキュリティアップデートなども問題ないようです。筆者の環境ではMacPro2008もあり、もともとElCapitan環境に固定させているので、初代機の環境構築は容易でした。
さて、そこにどんな落とし穴があるかというと、例によって発熱問題を抱えるFB-DIMMです。
長年FB-DIMM採用のMacProを使用している人は既にご存知でしょうが、このメモリの発熱はひどく、スリープした際に本体ファンが停止してしまうと発熱によりメモリが死亡する、という問題を抱えています。本来、放熱処理がうまく行けば問題は発現しにくいのですが、他機種で作成したOS起動ディスクなどではスリープ方式の最適化が行われておらず、そのまま忘れてスリープ運用でメモリ死亡、ということになりがちです。MacPro2008までのユーザーはスリープをご法度にしている人も結構な数いることでしょう。
…えぇ、4GBメモリを1本焼き殺してしまいましたとも。
念のため予備を用意しておいたので、すぐに復旧することはできましたが、痛い出費です。
というわけで、MacProを運用している人は忘れずに、スリープ方式の変更を行いましょう。
Macのスリープは
スリープ (0)
セーフスリープ (3)
ディープスリープ (25)
と3種類あり、ディープスリープがいわゆるハイバネーション、HDDへメモリ内容を退避させて電源を落とす仕組みです。対してノーマルのスリープはメモリに通電したまま省電力モードになるだけなので、FB-DIMMのMacProでは荷が重すぎてメモリが発熱でぶっ壊れます。
ちなみにカッコ内の数値はpmsetコマンドの返り値です。
無理やりEl Capitanをインストールした環境では、スリープ(0)になっているので、迅速にディープスリープ (25)に変更しておくのが無難です。
まあ、スリープを一切使用しない方が安全策ではありますが、念のため。
設定方法などはこちらのブログの方などをご参考にどうぞ。
それにしても、初代MacPro用のメモリは最近国内のAmazonでも処分価格になっているので、El Capitanにすることで現役稼働させることは結構面白そうです。
667MHzの初代MacPro用、4GBx4=16GB が、6月25日現在 6,900円。
800MHzのMacPro2008用、4GBx4=16GB が、9,900円と、かなり安価です。
一昔前にeBayで大量に購入したんですが、それよりも輪をかけてかなり安いです。電源部分などが元気で、ある程度コストをかける気があるなら結構お得かもしれません。
ちなみに我が家の環境では、初代MacPro(メモリ18GB)が、アイドル時 約200W。MacPro2008(メモリ32GB)が、アイドル時 約280W〜300W。ツイート時330Wです。
…電気料金の覚悟と、夏場はエアコン必須なのが玉に瑕です。
2011年10月15日
MacBookのファン交換
満身創痍の白ポリカ初代のメンテナンスが一段落したものの、Lionで使用しているCore2Duo黒ポリカMacBookも調子が悪い。
本体ファンからヴヴヴヴィーンという異音。
フフフフこの状態で丸一日過ごしてみせるんだ、とか中学生のような妄想を(わっふるわっふる)
と、そんな話題はどうでも良く
本体ファンから異音という、MacBookにありがちな症状。
というわけで分解。
最近、もう何も見ないで迅速に分解できるようになったのは喜ぶべきか。
とりあえずファン周りには綿埃が凄いことになっているのはお約束。
グリス注油とかで異音を軽減できないかとファンを分解して試みるも、軸から取り外しができない構造の模様。無理してこじ開けようとすると壊れます。
はい、壊しましたw
というわけで気を取り直して交換品のファンを用意。
海外通販で新品を取り寄せると結構良い値段になってしまうものの、ヤフオクなどで中華系パーツ業者さんなんかが、中古品を取り扱っていたりします。
幸い1000円以下で中古ファンを入手できました。
壊した>入札>入金>到着。
この間、約26時間。早い。
というわけでサクッと交換。
あとはファンの動作状態を監視するため、ファンコントロールソフトなんかを導入。
smcFanControl
http://www.eidac.de/
メニューに温度と回転数が表示されるので、なかなか便利。
肝心の異音も全く無くなり、まだまだ使い倒せそうな感じ。
本体ファンからヴヴヴヴィーンという異音。
フフフフこの状態で丸一日過ごしてみせるんだ、とか中学生のような妄想を(わっふるわっふる)
と、そんな話題はどうでも良く
本体ファンから異音という、MacBookにありがちな症状。
というわけで分解。
最近、もう何も見ないで迅速に分解できるようになったのは喜ぶべきか。
とりあえずファン周りには綿埃が凄いことになっているのはお約束。
グリス注油とかで異音を軽減できないかとファンを分解して試みるも、軸から取り外しができない構造の模様。無理してこじ開けようとすると壊れます。
はい、壊しましたw
というわけで気を取り直して交換品のファンを用意。
海外通販で新品を取り寄せると結構良い値段になってしまうものの、ヤフオクなどで中華系パーツ業者さんなんかが、中古品を取り扱っていたりします。
幸い1000円以下で中古ファンを入手できました。
壊した>入札>入金>到着。
この間、約26時間。早い。
というわけでサクッと交換。
あとはファンの動作状態を監視するため、ファンコントロールソフトなんかを導入。
smcFanControl
http://www.eidac.de/
メニューに温度と回転数が表示されるので、なかなか便利。
肝心の異音も全く無くなり、まだまだ使い倒せそうな感じ。
2011年10月09日
満身創痍の初代MacBook
初代MacBook白ポリカを未だに愛用している。
5年落ちとはいえスペック的にまだ仕事にも使えてしまうので、なかなか愛着もある。
というものの、何度も買い替え&買い足し&金欠スペックダウンとかで、所有のべ4台目(現在2台所有のうちの1台)、購入時から半ばジャンクとして格安で入手した一台。光学ドライブ読み込みほぼ無理&常時ファン全開、液晶輝点、バッテリー消耗などなど、さすがに満身創痍な感が否めない状態。
ということでバラして延命を計る。
例によって参考サイトはこの辺。
iBookに比べればバラすのはかなり楽とはいえ、ネジが多いのでちょっと嫌。
ファン周りに埃が溜まっているのでエアダスターで除去。これでダメならヒートパイプ外してグリス塗り直しを検討。
んで、光学ドライブ外して、ドライブの蓋を分解。
DVDクリーナーとかでも調子が改善しなかったので、直接エタノールでレンズを拭く。
とりあえずBootCampのセットアップさえできればいいので、交換など長期的な展望ははなから無し。
というわけで、ちょこっと調子よくなりました。
でも、さすがにそろそろ昇天してもおかしくなさそうなので、データのバックアップは密にとろう。
しかし、MacBook Airも安くなってるなー。
サブノートとしてなら、もうこの辺で困らないよね。
5年落ちとはいえスペック的にまだ仕事にも使えてしまうので、なかなか愛着もある。
というものの、何度も買い替え&買い足し&金欠スペックダウンとかで、所有のべ4台目(現在2台所有のうちの1台)、購入時から半ばジャンクとして格安で入手した一台。光学ドライブ読み込みほぼ無理&常時ファン全開、液晶輝点、バッテリー消耗などなど、さすがに満身創痍な感が否めない状態。
ということでバラして延命を計る。
例によって参考サイトはこの辺。
iBookに比べればバラすのはかなり楽とはいえ、ネジが多いのでちょっと嫌。
ファン周りに埃が溜まっているのでエアダスターで除去。これでダメならヒートパイプ外してグリス塗り直しを検討。
んで、光学ドライブ外して、ドライブの蓋を分解。
DVDクリーナーとかでも調子が改善しなかったので、直接エタノールでレンズを拭く。
とりあえずBootCampのセットアップさえできればいいので、交換など長期的な展望ははなから無し。
というわけで、ちょこっと調子よくなりました。
でも、さすがにそろそろ昇天してもおかしくなさそうなので、データのバックアップは密にとろう。
しかし、MacBook Airも安くなってるなー。
サブノートとしてなら、もうこの辺で困らないよね。
2010年12月03日
Macで本体スピーカーから音が出ない場合
外部スピーカーからは音が出るのに、ケーブルを外したら、本体スピーカーから音が出ない。
システム関連を確認すると、サウンド出力デバイス自体が認識されていない。
という症状に陥りやすいMacBook系。iMacなんかでもたまにあります。
SMC,PMUリセット、P-RAMクリアなんかをしても改善しない。
このような場合に、スピーカー端子(兼デジタル出力端子)が赤く光っていると、もろビンゴ。
このケースは多々有ります。
さて、解消方法は、
爪楊枝で、そっと、スピーカー端子の奥を押す
なんという原始的かつ効果的な対処。
嘘のように治るのでお試しあれ。
押すときは、そっとだよ、そっと。
壊れても責任は持たないので念のため。
システム関連を確認すると、サウンド出力デバイス自体が認識されていない。
という症状に陥りやすいMacBook系。iMacなんかでもたまにあります。
SMC,PMUリセット、P-RAMクリアなんかをしても改善しない。
このような場合に、スピーカー端子(兼デジタル出力端子)が赤く光っていると、もろビンゴ。
このケースは多々有ります。
さて、解消方法は、
爪楊枝で、そっと、スピーカー端子の奥を押す
なんという原始的かつ効果的な対処。
嘘のように治るのでお試しあれ。
押すときは、そっとだよ、そっと。
壊れても責任は持たないので念のため。