ベールを脱いだ「SHIELD」の謎についてNVIDIAの担当者へいろいろ聞いてみた

 PROJECT SHIELD関連レポート第二段では、これを使った一風変わったアプリとしてAR.Droneなどを紹介しています。


ストリーミングプレイの条件は? 発売時期は? ベールを脱いだ「SHIELD」の謎についてNVIDIAの担当者へいろいろ聞いてみた
http://www.4gamer.net/games/198/G019883/20130321095/

 それと、SHIELDにまつわるいくつかの「謎」について、NVIDIA担当者に質問をぶつけています。

 もっとも、興味深いネタとしては無線の映像伝送システムについてでしょう。

 SHIELDでは、最近採用事例が終えつつあるMiracastを使用しているとのことです。

 この他、無線HD映像伝送方式としてはMiracastと同じ5GHz帯を使う「WHDI」、60GHz帯を使用する「WirelessHD」がありますが、最近はスマートフォン製品にもMiracast対応製品が増えてきたことをみると、Miracastが、このままデファクトスタンダード的なポジションになっていくんでしょうか。

 Wii Uも物理層はMiracastのようですが、低遅延に特化した専用実装形態になっているらしいですね。

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西川善司,Project SHIELDの実機を体験。操作感やグラフィックス性能,PCからのストリーミングプレイをチェック

 3月期執筆のリンクフォローに戻ります。

 GTC会期中に、NVIDIAの携帯ゲーム機「SHIELD」を体験することができました。


西川善司,Project SHIELDの実機を体験。操作感やグラフィックス性能,PCからのストリーミングプレイをチェック
http://www.4gamer.net/games/198/G019883/20130321029/

 Xbox360パッドとPS3パッドのいいとこ取りのデザインに液晶パネルをくっつけただけという、なんとも実直なデザインですよね。

 今や携帯ゲーム機はスマートフォンに喰われつつあるので、どうせゲーム好きにアピールするならばここまでやったれ…という心意気を感じます。

 現状、「Androidベースの携帯ゲーム機」の括りでアピールされていますが、中長期的にはNVIDIAベースのGPUサーバーで提供されるクラウドゲーミングシステムのクライアント機としてのデファクトスタンダード的ポジションを狙っているようです。

 「毎年、新スペックのイヤーモデルを追加する」…という一見すると破天荒に思えるロードマップも、確かにその線で行くと、ありなのかなぁ、とも思えてきますね。

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パナソニック ビエラに見る、テレビ進化の最前線【第3回】

 今年のテレビ製品のトレンドは「4K」の他に、「スマートテレビ」があります。

 以前から、ネット機能を付けたテレビ製品はあって、あとから「スマートテレビ」という名前が追いついてきた感じでしたが、そもそも十字キーと数字キーしかない操作系のリモコンで、タブレットやスマートフォンのような機能を使わせると言うことに無理があることに、各社、やっと気がついたようです。

 パナソニックの場合、「スマートに使えること」をテーマにしたスマートテレビを今春モデルとしてラインナップしてきました。

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これぞスマートテレビ!
パナソニック ビエラに見る、テレビ進化の最前線【第3回】
「マイホーム」で、あなたに合わせてテレビが変わるReported by 西川善司

http://ad.impress.co.jp/special/viera1303_3/

 タッチペンによるポインティング操作、顔認識によるユーザー識別は、かなり画期的です。

 「でかい画面に近づいてタッチペン使うか」という突っ込みはごもっともですが、今や、50インチオーバーのテレビを、かなり近場で見ている人が多いので、「テレビのタッチ操作」ってけっこうアリなんじゃないかって思いましたね。

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 それと、今回のVIERAで採用された「テレビにカメラを標準ビルトインさせるアイディア」は、個人的には「もっと早くやっていればよかったのに」と思わせるほど、今後の進化の伸びしろを感じました。

 今や当たり前のカメラ付き携帯電話ですが、出た当初は「なにそれ」と言われていました。しかし、この機能の組み合わせはデファクトスタンダード化し、いまやライフスタイルを担う一機能にまでなっています。「テレビ×カメラ」という組み合わせも、応用次第では、そのくらいのインパクトある使い方も提案できそうな気がしますね。

 KINECT的なジェスチャー入力による操作系の実現にも使えるはずですし、今回のVIERAみたいにビデオレターとかビデオ伝言とかみたいなもっと単純な使い方もできるでしょう。

 いずれにせよ、各社の今季のスマートテレビ製品達は、これまでの「使うユーザー側にスマートさが求められたスマートテレビ」から「誰もがスマートに使えるスマートテレビ」の実現に向けて方針をシフトし始めている手応えを感じています。

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エイプリルフール企画

 もう4月も終わりですが、そういえば、今年はImpressWatchのエイプリルフール企画に参加したのでした。

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惡Watch~大画面大帝・西川"惡"司 登場!
http://www.watch.impress.co.jp/headline/uocchi13/

 自宅での撮影を行ったのですが、この撮影が、サンノゼに旅発つ前日の夜でした(笑)

 担当者が「どれか好きなコスプレを選んで下さい」と出してきたグッズから「死神博士」をイメージして選択してみました。オペラ座の怪人みたいなお面は、その場でハサミで切って作成したものです。

 インテル印のポロシャツは自前のモノです。

 背景の猫型ロボットはモザイクされていますが、日立のシロクマクンのぬいぐるみはそのままですね(笑)

 こんなたくさんの画面で仕事しているんですか…と質問されそうですが、これはヤラセで、実際の仕事場は、実はこのヤラセよりも、もっと画面数が多いんです。

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 渡米前日の夜になにやってんだか…って感じでしたが、意外に、楽しかったです。

 ちなみに、惡Watchのページ自体は残っていますが、コンテンツ配信は終わっているみたいですね。

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GTC 2013,NVIDIA基調講演レポート~4.5 TFLOPSのGPUで荒波を越えて,スキンヘッドオヤジで不気味の谷を渡る!?

 ここ最近、忙しかったのでブログの更新をサボってました。

 今さらという感じもありますが、3月出張時の記事の振り返りをやっておこうかと思います。

 3月中旬はサンノゼに行っておりました。年の前半は海外渡航が多いんですよね。5月もカナダとイギリスに行くことになりそうですし…。

 さて、サンノゼで行われたのはNVIDIA主催のGPU TECHNOLOGY CONFERENCE(GTC)です。

 まず最初に寄稿したのは、GTCの目玉であるNVIDIAの社長のジェンスン・フアン氏による基調講演のレポートです。


GTC 2013,NVIDIA基調講演レポート~4.5 TFLOPSのGPUで荒波を越えて,スキンヘッドオヤジで不気味の谷を渡る!?
http://www.4gamer.net/games/204/G020420/20130320007/

 NVIDIAのCUDAベースのGPGPUは、ここまで浸透しているよ、と言う内容の基調講演でしたが、さりげなく業界関係者驚きの一コマが盛り込まれていました。

 それは、AMDの最新RADEON GCN系コアのアーキテクトであるMIKE HOUSTON氏が何食わぬ顔でススーっとNVIDIAの社員として登壇したことです(詳細は記事をどうぞ)

 ボクも「あれ? なんで彼がここにいるんだ?」と思ったんですが夢ではなく現実でした。

 MIKE HOUSTON氏は、NVIDIAのCUDAの生みの親とも言えるIAN BUCK氏の後輩ですから、ついにNVIDIAは、GPUのキーマン、そしてGPGPUの教祖様を独り占めしてしまったことになります(笑)

 関係者への聞き込みによると、MIKE HOUSTON氏は、2013年になってAMDからNVIDIAに転職/移籍したんだそうです。理由は不明ですが…、いつか機会があったら聞いてみます。

 いやぁ、この業界、人の移動がエグすぎであっけにとられますよね…。

【追記】

…と、言っているそばからこんなニュース

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西川善司の「NISSAN GT-R」ライフ第17回:広角ミラーを組み込んで、ワイドな後方視界に

 今回のGT-Rライフのネタは、ドアミラーのカスタマイズです。

 スポーツカーはどれもそうですが、R35 GT-Rもご多分に漏れず後方視界がよくありません。

 それを補うためにバックカメラなどを装着してきたわけですが、後方側面はドアミラーで確認する必要側あります。

 確かに、サイドビューモニターを付けるアイディアも有効ですが、たかだかWVGA解像度の液晶モニターでは、後方視界と側面視界を同時表示するには力不足ですし、モニタースイッチャーなどを装備するのも面倒です。

 こういうときはアナログ的な対処の方が有効だろう…ということで、よりワイドな視界が得られるワイドミラーに置き換えることにしました。


【連載】西川善司の「NISSAN GT-R」ライフ
第17回:広角ミラーを組み込んで、ワイドな後方視界に

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130408_594633.html

 多くの場合、こうしたワイドミラーは純正状態のミラーに両面テープで貼り付けておしまいなのですが、それでは「芸がない」ということで、ちゃんと純正ミラーから置き換えて、さらに曇り防止機構のミラーヒーターも移植するDIYに挑戦してみました。

 これは他の車種にも応用が利くネタだと思うので参考にして貰えればとおもいます。

 このミラーのおかげで後方フェンダーの位置がよく見えるようになり、側面の幅寄せがやりやすくなりました。

 ただ、ブルーじゃなくて、普通のミラーが良かったな(笑)。

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GDCに来ています~今年のGDCは4gamerに寄稿します

【追記】
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GDC2013の記事、展示セクションレポート(3)が掲載されました。(4.4)
GDC2013の記事、展示セクションレポート(2)が掲載されました。(4.1)
GDC2013の記事、展示セクションレポート(1)が掲載されました。(3.29)
GDC2013の記事、PS4の開発関連セッションの記事が掲載されました。(3.28)
GDC2013の記事、RADEON新製品関連の記事が掲載されました。(3.27)
GDC2013の記事が掲載されました。(3.26)
GTC2013の記事はほぼ掲載終わりました。(3.26)
最新のものがリアルタイムに追加される西川善司の4gamer寄稿記事一覧

【雑談】
NVIDIAのセッションで、グラフィック性能が Xbox720 < PS4 というスライドが示されて騒然としているらしい。ボクが取材したセッションではないので、詳細は不明。いずれ、誰かが記事を書くのではないかと思う。→これかな



 NVIDIAのGPU TECHNOLOGY CONFERENCE(GTC)に引き続き、GAME DEVELOPER CONFERENCE(GDC)に参加いたします。

 GTCは8本ほどの原稿を4gamer.netに寄稿しましたが、GDCもこの調子でがんばりたいと思います。

 ところで、先週のGTCでも先月のニューヨークでのPS4発表会の時でも「西川さん、会期中、記事あげてました?」と言われて「???」だったんですよね。ニューヨーク滞在中二日間にはがんばって5本を上げて各誌に寄稿していましたから…。

 どうやら、聞いて回ると、そういった方々はGAMEWATCHの方をチェックされていたようです。

 念のために説明しておきますと、GAMEWATCHでの「3Dゲームファのためのグラフィックス講座」の連載は継続しますが、諸般の事情で、今年以降のゲームや3Dグラフィックスに関連した海外取材もののリアルタイムレポートは4Gamer.netの方に主に寄稿することになると思います。

 ただ、4gamer.netは記事の掲載スピードが不安定で、それでいて掲載記事のタマ数は膨大なので、ピンポイントでボクの記事を探して見て下さる方には見づらいかも知れません。

 というわけで、そういう場合には、下記のリンクを使って下さいませ。

最新のものがリアルタイムに追加される西川善司の4gamer寄稿記事一覧

 このリンクをクリックして貰えれば、先週のGTC2013の記事も、今週のGDCに関する寄稿記事も見ていただくことが出来ます。
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