伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員2期目
議会活動、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

再度【拡散歓迎】10/1化学物質過敏症問題講演会「宮田幹夫先生@船橋 きららホール」

2013-09-29 10:24:56 | 化学物質過敏症
「生活環境を健康にする会」(化学物質過敏症患者とその支援者)主催で農薬・化学物質・電磁波問題の講演会を開催します。
そよかぜクリニックの宮田幹夫先生のお話はなかなか聞けませんので、ぜひ多くの方に聞いていただきたいと思います。


「日常に潜む有害物質から身を守るには」
〜あなたと、あなたの大切な人のために〜


私たちは多くの化学物質や電磁波に囲まれて暮らしています。
煙草の煙、衣類の防虫剤、部屋の芳香剤、虫よけ、除菌剤、匂いのキツイ洗剤、
庭木の消毒(殺虫剤)、建材、本のインク・・・とキリがありません。
化学物質は呼吸と一緒に知らないうちに吸い込み、身体は影響を受けています。
便利なスマホやタブレットから出る電磁波にも、私たちは影響を受けています。
体調不良の原因がもしかしたら・・・。
これらが原因かもしれません。

講師は化学物質過敏症問題の第一人者 宮田幹夫先生(そよかぜクリニック院長 北里大学名誉教授)

場所 船橋市文化創造館 きららホール (フェイスビル6階) JR・京成船橋駅から徒歩2分

日時 10月1日(火) 10時〜11時45分 (開場9時30分)

参加費 無料
先着  100名様 (申し込み不要)

託児はありませんが、お子さん連れもどうぞいらしてください。

問い合わせ先  seikatukankyo@gmail.com

香料(柔軟剤の強いにおいも含む)や整髪料、除菌剤、クリーニングに出したばかりの衣服、衣類に残っている防虫剤などに反応し、具合の悪くなる方がいますので、控えていただけますようお願いいたします。


昨年は化学物質過敏症患者のドキュメンタリー「いのちの林檎」の上映会と、
脳科学者の黒田清一郎先生の学習会を行いました。
その時多くの方からカンパをいただきましたので、
ぜひ若いお母さんたちに参加していただきたいと、今回は無料の企画としました。





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7/13〜 新宿武蔵野館で「いのちの林檎」上映

2013-07-10 12:55:34 | 化学物質過敏症
化学物資過敏症患者 早苗さんと美智子さん母娘を主人公に描いたドキュメンタリー「いのちの林檎」が7/13日より新宿武蔵野館で上映される。
昨年4月、私たちも船橋で自主上映会を行って、170人の方に観ていただいた。
各地で自主上映会を繰り返しながら、「ぜひ大勢の人に観てもらいたい」と願っていたが、いよいよです。

「いのちの林檎」公式HPによると
新宿武蔵野館だけじゃなく、福山市・シネマモード7/13〜 大阪テアトル梅田 8/24〜 でも上映される。

7/10 東京新聞記事より***********

化学物質過敏症の女性「闘病の3年 映画に」無農薬のリンゴが命綱

 林檎の無農薬栽培に取り組む青森県の農家木村秋則さんの実話を映画化した「奇跡の林檎」がヒットする中で、木村さんのリンゴにまつわるもう一つの映画が13日、東京・新宿武蔵野館で公開される。
タイトルは「いのちの林檎」。
木村さんのリンゴに命を救われた川崎市の女性を扱ったドキュメンタリーだ。

 主人王の早苗さんは2001年、川崎市の自宅で倒れ、北里大学で化学物質過敏症と診断された。
化学物質に反応して呼吸困難や頭痛、失神などが起きる疾患で、1996年に新築した際に初期段階ともいえるシックハウス症候群になっていた。
倒れた日は近くのゴルフ場の農薬散布日だった。

 窓から入るわずかな煙草の煙や車の排ガス、香料や消臭剤などにも苦しむ日々。
03年に症状が激しくなり、普段は飲める浄水器を通した水さえ一滴も受け付けない状態に。
そんな時、母親が自然食品店を回って出会ったのが木村さんのリンゴだった。
無農薬、無肥料栽培のリンゴに症状は出ず、以後、早苗さんの支えになった。

 できる限り化学物質を避けるため、09年に母親と長野県の高地に移住した早苗さん。
映画は移住の前後3年半の姿を追い、その苦しみをつづる。

 自主上映を重ね、埋もれていた名作を発掘するため、広島県で開かれた「お蔵出し映画祭」でグランプリ獲得。
劇場公開にこぎつけた。

 早苗さんは、今なお「頭も体も酸素が不足したような状態」で、症状がひどい時は木村さんのリンゴをジュースにして命をつないでいる。
劇場公開に「社会とつながりができたと感じている。
「一般の人に化学物質過敏症を知っていただけると嬉しい」と期待する。

 上映は朝1回で、当面3週間の予定。
劇場前売り1300円。当日1800円。
問い合わせは新宿武蔵野館(tel 03-3354-5670)
映画の問い合わせはビックリ・バン(tel 090-1651-4496)

化学物質過敏症とは
現代環境病のアレルギー疾患で、発症のメカニズムは今のところ解明されていない。
身の回りの化学物質があふれる現代、NPO法人「化学物質過敏症支援センター」は、発症者は全国で100万人を超すとみる。
化学物質を一度に大量摂取するほか、微量を長期間にわたり体内に取り込むことでも発症しやすいといい、「潜在発症者も多い」と警告する。





以前のブログを見直したところ、とっても素敵な感想を寄せていただいていた。
東京新聞の記事もさることながら、これに勝るものなし。

映画「いのちの林檎」へのうれしい感想から

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先日は映画「いのちの林檎」見させて頂き、非常に打たれました。
よい映画を知る機会を与えて頂き、本当にありがとうございました。
その場で走り書きしてしまうより、もっと落ち着いて感想をお書きしたかったので、
アンケートお出しせずに帰って来てしまいかえってご迷惑かとは思いますが、お許し下さい。

私が心打たれたのは、被害の深刻さを初めて知らされた驚きにも増して、映像作品としての質の高さです。
どうしても職業柄ビジュアルから入っていくので、不謹慎にとられるかも知れませんが、早苗さんとお母さんの美しさ、容姿を含め、オーガニックなものしか身につけられない故の身の回りの品々の素朴さ。
余儀なくして向かったとはいえ、身を置く信州の自然の飾らない美しさ。
木村さんの人間味の滲み出る魅力、りんご園の美しさ、今の農法に辿り付くまでのエピソード。
また、本物のTV中継でも、あれほど真に痛みまで伝わってくる迫力のあるプロレスの実況映像は見たことがありません。
シンプルな編成のジャズのバックグラウンドもひとりひとりのひたむきさを裏打ちする様で胸に迫ってくるものでした。

作品全体が、タルコフスキーの「サクリファイス」の続編もかくやと思えるクォリティの高さがあります。

社会運動を核として問題提起を目的とし制作された映像にありがちな押し付けがましさはなく、事象をより俯瞰から捉えた視点が感じられ、そこに、制作に当たられた方々の「伝えよう」という強い決意がうかがえます。
ビデオカメラを回す時間もギリギリに制限された極限の状況で、根気づよく何年にも渡って一切そのクィリティを落とすこと無く撮影を続けられたことを思うと、それだけで深い感動を覚えます。

間違いなくこの映画は、こういった問題につきまとう偏見の壁を突き抜けることのできる存在です。
ドキュメンタリーフィルムとしては、マイケル・ムーアやアル・ゴアがなし得た域に達していると思います。
この映画が、もっと広く配給され、多くの人の目に触れる機会はないものでしょうか?
なにしろ問題そのものが多くのスポンサーになりうる企業、団体にとってまさに「不都合な真実」なだけに簡単なことではないでしょう。

映画上映に尽力される皆様、病気の存在の周知に尽力される皆様のさらなるご努力にエールをおくりつつ、非力ながら、映画と被害者の存在を出来るだけ多くの方々に知ってもらえる様な方法を探って参りたいと思います。

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【再度拡散歓迎】1/19学習会「新農薬ネオニコチノイドが日本を脅かす」水野玲子さん

2013-01-18 08:47:07 | 化学物質過敏症
再度「有害化学物質から子どもの健康を守る千葉県ネットワーク」主催の学習会のお知らせです。(略して「子健ネット」)

明日 1月19日(土) 13:15〜16:30
千葉県教育会館203号室

テーマ「新農薬ネオニコチノイドが日本を脅かす」
講師 水野玲子さん

ネオニコチノイドはミツバチが消えていくなどの原因ではないかと言われています。
しかし、果樹、水田へラジコンヘリでの散布など広範囲に大量に使われています。
水溶性のため洗ってもダメです。
そして生態系への影響は、有機リンと同様大変危険であると言われています。
脳への影響として、凶暴性を帯びるという事例も、群馬県で農薬中毒患者を多く診察してこられた青山美子医師からも報告されています。

欧米では使用を禁止している国もありますが、日本の残留農薬基準値が高いことはあまり知られていません。

講師の水野玲子さんは、NPO法人ダイオキシン、環境ホルモン対策国民会議(JEPA)理事。NPO法人化学物質による大気汚染から健康を守る会(VOC)理事。
長年子どもの健康と環境化学物質の問題に取り組んでいます。

多くの方のご参加をお待ちしています。



子健ネットでは、2010年千葉県内の22市町の公共施設で使われている化学物質調査を行い(07・08年)、冊子「あぶない子どものまわりは農薬がいっぱい」にまとめました。
内容は、実態調査表と農薬、化学物質の商品名・系統名(有機リン系など)、その毒性までを普通の人が読んでもわかるようにしたものです。

これを使って、私も議会質問を行いました。
佐倉市では、なんと、現在、公共施設の管理は「総合防除」(農薬をできるだけ使わずに管理する方法)を取り入れています。
公園や校庭には農薬を使っていません。

昨年12月には市原市議会の小沢さんが議会質問に取り上げました。



ぜひ御自分の市の農薬・化学物質使用調査をして、実態を検証してください。
結構ひどいかもしれません。
調べない限り、毎年同量の薬品を使っているのはざらです。(調べても)

調査の方法も書いてありますので、即実践に使えます。

まだ、在庫がありますのでお分けします。(500円)
当日会場で、または、子健ネット 事務局 半澤さんまでお知らせください。↑(チラシ参照)
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映画「いのちの林檎」が映画祭グランプリ受賞

2012-11-16 12:16:40 | 化学物質過敏症
祝! グランプリ受賞  祝! 劇場公開

ドキュメンタリー映画「いのちの林檎」の上映会をしたご縁で、プロデューサーからうれしいお知らせがあった。


尾道市、福山市で開催された「お蔵出し映画祭2012」のグランプリをとったという事で、来年は映画館で上映されるという事だ。↓



「お庫出し映画祭」とは
年間約400本の公開本数を誇る日本映画界。
日々、多くの映画が上映されていますが、 お蔵入り=劇場公開していない作品もたくさんあります。
そんな劇場未公開作品や、DVD化されていない作品、劇場でなかなか上映されない作品など、知られざるお宝映画を発掘して一挙上映してしまおう!という映画祭

ということで、今年は、
10月12日(金)から14日(日)まで3日間、開催された。

劇場で公開されたら、大勢の人に観てもらえて、化学物質過敏症患者が大勢苦しんでいることを理解してもらえるだろう。

うれしい。

監督、プロデューサー おめでとうございます。
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【拡散希望】10/6「今、子どもたちに何が起こっているのか?」化学物質問題学習会

2012-09-16 19:52:14 | 化学物質過敏症
化学物質や農薬で具合の悪くなる子ども(大人も)が増えています。

アレルギー、アトピーを持つ子どもたちの親の会主催で、化学物質問題について下記学習会があります。


学習会「今、子どもたちに何が起こっているのか?」**********

私たちは合成洗剤、柔軟剤、制汗剤、殺虫剤など、本当にたくさんの化学物質に囲まれて生活しています。
そして、今、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、花粉症などのアレルギー疾患やぜんそくなどの子どもが増えています。
私たちが、日ごろ何気なく使用している化学物質が子どもたちの健康にどのような影響を与えているのか、わかりやすくお話ししていただきます。


「子どものアレルギーから食と環境を考えるNPOみれっと」代表 久間佳代子さん

プロフィール さいたま市のHPより

NPOみれっと
さいたま市大宮区の閑静な住宅地にあるNPOみれっと(代表 久間佳代子氏)は、食や環境に起因するアレルギーへの対応相談を中心に、アレルギー疾患の子を持つ親の仲間づくりや、保護者が抱えている社会問題の解決に協力し、アレルギーに関してあまり知られていない情報の発信源となっています。

久間佳代子さん
ご自身の子どものアレルギーのために無垢材で自宅を改築し、床下に炭を敷設。
月1回、アレルギーを持つ親子の交流の場として自宅を開放し、「おひさまカフェ」を開催
 ・ニュースレター、冊子や活動パンフレットを刊行
 ・全国の仲間と署名を集めて陳情し、現在の加工食品のアレルギー物質の表示を実現、災害時のアレルギーを持つ人への支援活動、食や環境に起因するアレルギー疾患の発症予防に関する相談対応及び普及・啓発等々さまざまな活動を実施してきました。



日時 10月6日(土)10:30〜12:00
場所 佐倉市西部保健センター 2階 第1会議室
参加費 300円(どんぐり会員は無料)

主催 アレルギー児を持つ親の会 サークル”どんぐり”

託児はありませんが、子連れ大歓迎です
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化学物質過敏症と言っても農薬系、香料系、両方のマルチ系といろいろです

2012-09-15 16:00:03 | 化学物質過敏症
日本には農薬、化学物質で苦しんでいる患者が70万人から100万人いると言われています。
国は3年前に化学物質過敏症を病名として登録しました。
立派に病気であると認めています。
その原因は、生活の中に使われている化学物質ですが、農薬も化学物質で大きな原因になっています。

患者とその支援者で活動している「生活環境を健康にする会」のメンバーの中でも、農薬系、香料系と強く反応する物質は分かれますが、MCS(多種類化学物質過敏症)発症者は、香料、タバコ、農薬など全部に反応します。 

患者さんでひどくなれば家から出られず、転居したくてもどこもいろいろな問題があり、みんな悩んでいます。

特に学生は、シャンプーのにおい、衣服に染みついた合成洗剤のにおい、そしてここ一年は制汗剤のにおいがひどくて、去年より学校に行けない日が増えてしまった、といった問題も報告されています。
洗剤やシャンプーや制汗剤もどんどん臭いが強くなっているようです。
吸い込むと胸が痛くなるそうです。

教室に何十人も学生が居れば、それぞれ髪の毛、衣服から発散する化学物質は恐ろしいほどの量でしょう。

それで学校に行けなくなっている子もいるそうですが、本人も家族も原因が分からずに悩んでいるそうです。

友人の娘さんは中学校で具合が悪くなると保健室に逃げ込むそうです。
保健教諭がとても理解があり、保健室から化学物質を排除してくれたので、助かっています。
同じように逃げ込むほかの子も立派な化学物質過敏症患者だけど、親も本人も理解していないそうです。

農薬に苦しんでいる家族は、家の前の農家の畑で散布されていた農薬で一家全員が発症しました。
大学生だった息子さんは、夏休み中に大学の校舎が塗装補修されたことが原因で、学校を辞めざるを得なくなったそうです。
現在の悩みは化学物質過敏症対応の家を新築中だけど、周りの住宅地や学校、公園でまかれる農薬をどうにかしてほしい、ということ。

佐倉市は昨年4月から農薬を極力使わず、毛虫などを手で取ったり、自然由来のニームを散布したりし、公園、校庭、園庭には農薬を散布していません。
公共施設も同様に、ゴキブリやダニ、ネズミも生態調査をして、ゴキブリホイホイのようなワナを仕掛けたり、必要に応じて対応することにして、一斉に定期的に散布することを止めました。
保育園も塩素系の消毒薬でおもちゃや床などを拭いていたのが、水ぶきと日光消毒で、厚労省からのマニュアルに沿ってきちんと対応しています。

私が一期目で取り組んできた、岐阜市なみに「農薬を使わずに管理する」ことは、佐倉市では順調に取り組まれています。

農水省、環境省の両局長名で平成19年1月31日に出された、「住宅地等における農薬使用について」では、

むやみやたらに農薬の定期散布はだめですよ。
土づくりや施肥に気を付けて、発生しても手で捕ったり、枝をすいたり、物理的に対応しなさいね。
仕方なく農薬を使う場合も、必要最小限度にしてくださいね。
使用する前にきちんと近隣住民に知らせて、使用後も注意書きを置きなさいね。
農薬の混合使用は危険ですよ。
使用基準をきちんと守りなさいね。
健康被害があった場合は、きちんと対応しなさいね。
等など

平成15年に出された農水省・環境省通知が、自治体によってはちゃんと対応せず農薬を定期散布していたり、現地で危険な農薬の混合を行ったりしていました。
それで、再度出しますよという、文章を付けて、県、市町村はもとより関係省庁と農薬に関連する民間団体すべてに送っています。

千葉県は今年1月「ちょっと待って!住宅地などでの農薬散布」というチラシを6万部作って、市町村に配布しました。
農薬散布をめぐっては、健康被害とトラブルが多く発生していて、患者の声を受けて作成したそうです。

とてもよくできているので、ぜひ各市でも印刷して使用してもらいたいものです。

また、幼稚園近くの患者さんがスミチオンの定期散布で、とても体調が悪く困っており、「生活環境を健康にする会」から県に対応を要望しました。
それを受けて、8月8日、依頼書「農薬使用に伴う健康被害の防止等について(依頼)」といっしょに農水省・環境省通知の住宅地通知と、チラシ「ちょっと待って!住宅地などでの農薬散布」を全県のすべての私立幼稚園430園と私立の小中学校30校に郵送して周知しました。

その「農薬使用に伴う健康被害の防止等について(依頼)」には、

 住宅地等における病害虫防除に当たっては、農薬の飛散が周辺住民、子ども等に健康被害を及ぼすことがないよう、病害虫の早期発見やできるだけ農薬を使用しない管理に努め、病害虫の発生や被害の有無にかかわらず定期的に農薬を散布するのではなく、病害虫の状況に応じた適切な防除等を行うことが重要です。
 また、市販されている農薬の中には、フェニトロチオン(別名:スミチオン、MEP) のように、国際化学物質安全性カードにおいて、その取扱いに際し青少年、小児への暴露を避けるよう記載されているものもあります。
 
 農薬使用に伴う健康被害の防止等についてご配慮くださるよう、お願いします。

とあるのですね。
なかなか千葉県もやりますねえ。

ぜひぜひ、子どもたちの安全のためにも、農薬、化学物質被害を減らす取り組みを行っていかなければなりません。

放射能被害も心配だけど、それ以上に農薬、化学物質も恐ろしいものです。
放射能は測ればわかる、農薬、化学物質は測りようがないのです。 

ちなみに環境省の「公園・街路樹等病害虫・雑草管理マニュアル」もよくできています。
  





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SOS!!シロアリ防除剤で健康被害が

2012-06-27 08:24:53 | 化学物質過敏症
友人からSOS。
お向かいの2軒にシロアリが発生したので、白蟻駆除を行うとのこと。
彼女が化学物質過敏症患者なので、どうしようかと相談してくれた。

2年前、すぐ裏の家7軒でシロアリ防除をされた時、彼女は漢字が読めない、暗証番号が分からない、記憶できない状況となり、今も完全には戻っていないという事だ。

散布してしまえば少なくとも5年間は薬が効き続ける。
そこで暮らしている人にも影響が出ないはずはないのだが。

そこで、ホウ酸由来の白アリ防除剤を紹介した。

2年前、私たちの事務所にも白蟻被害が出た。
私ももちろんだが、大勢の人が利用する事務所でシロアリ駆除をして健康被害が出たら大変と、自然由来のものはないかと問い合わせた結果、ありました。
「モクボーペネザーブ」
仏像などにも使われるとか。

通常のものより割高だが、その代わり薬の効果も2倍長持ちするという事だった。
もっと高価なのはヒノキから作られた防蟻剤。
これはもっと効果が続くとか。

休日に駆除をお願いして、私も立ち会って確認した。
臭いもなく、体調も悪くならず、大丈夫。
翌日、化学物質過敏症患者のTさんと事務所で5時間ほど一緒に作業したが、彼女も大丈夫だった。
最初舌の先がピリピリしたという事だったが。

人体実験したわけではなかったが、結果大丈夫というお墨付きとなった。

佐倉市で木造で保育園が新築される計画があったので、通常の白蟻防除剤では子どもたちの健康被害が心配なので、自然由来のものを使用して欲しいと議会質問をした。
結果、ホウ酸由来の防蟻剤が使用され、胸をなでおろした。



腰板に穴をあけ薬剤注入。
あれから2年。
大丈夫です。



ノズルの先から薬剤が180度広がって注入される。
先からシャワーのように出ているのだが、分かりますか?

また別の友人からは、
柏市で7月17日から4日間、田んぼ千haに農薬が空中散布されるため(無人ヘリコプターで)3日間避難するとのこと。
農薬中毒を診てくれる群馬県の青山医師からは、避難は一ヶ月間必要と言われたそうだが、とても無理。
議員が避難費用を出すようにと市役所の農政課に言ってくれたが、当然無理。
以前、足がはれて歩行ができなくなったこともある。

私の身の回りでは、いろいろな被害の声が聞こえてくる。

佐倉市では田んぼへの農薬散布が7月22日から始まります。
情報はHP、広報にも場所が発表されていますが、農政課に聞けば、どこを散布するか詳細が分かります。
車で走っていても、窓から農薬が入ってくるので、散布後3日〜7日ぐらいは気を付けた方がいいですね。


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7月は田んぼへの農薬空中散布の時期、ネオニコチノイド問題

2012-06-15 21:24:42 | 化学物質過敏症
また水田への農薬のリモコンヘリコプターで散布する時期になった。
佐倉市では植物検疫協会が7月22日から散布する。
毎年、ヘリコプター防除の問題点を挙げて危険性を訴えてきた。
今年は、黒田洋一郎先生の学習会も下敷きに、ネオニコチノイドの危険性について質問をした。

水稲への農薬散布、ヘリコプター防除問題について 議会質問から***************

農薬ネオニコチノイドが生態系に与える深刻な問題について。

今年も7月22日から水田にヘリコプター防除が行われます。
有機リン系農薬が有害と分かり、代わってネオニコチノイド系農薬が毎年大量にまかれています。
しかし5月9日朝日新聞に、ネオニコチノイドがミツバチの大量死に関係すると米科学雑誌サイエンスの記事がのっていました。
日本でもミツバチ被害は深刻で、全国でカメムシ防除の農薬での大量死や失踪が報告されています。
また、スズメなどの野鳥や他の昆虫類などが、次々に姿を消しつつあるともいわれています。
しかし一番危険なのは農家の人たちが濃度の濃いネオニコチノイドをヘリコプターで散布したり、有機リン系農薬などを混ぜて使用して、長崎県ではミツバチだけでなく鶏や人間の被害もおきています。
ネオニコチノイドの被害は手指の震え、不整脈、短期記憶障害、頭痛、嘔吐などで、水溶性のため根から吸い上げられ、農薬が残留し、被害が出ています。
養蜂家だけでなく、ミツバチに受粉を頼っている農家の被害も甚大です。
市民ネットでは昨年3月「ミツバチ大量死への対策とネオニコチノイド系農薬規制を求める意見書」を提案しましたが、残念ながら採択されませんでした。

ネオニコチノイドの生態系に与える影響は深刻で、これ以上の汚染は防がなければなりません。
佐倉市の農業施策としてどう考えますか。ご見解を伺います。

答弁
ヘリコプター防除は稲の生育を守るために行っている。
安全性の高い農薬を使用しており、使用基準と遵守しており、生態系への安全性は保たれていると考えている。
農薬の生態系への被害の汚染防止に努め、引き続き支援していきたい。


高濃度で散布するヘリコプター防除の問題点は、これまでもたびたび議会質問をしてきました。
今年度、補助金はヘリコプター代だけということになりましたが、さらに減額を進めていくべきと考えます。
ご見解を伺います。

答弁
近隣自治体平均より低い。
高品質米の安定生産、農作業の合理化、佐倉市の農業振興のため引き続き行っていきたい。


生態系が崩れてしまえば農業生産もままならなくなる。
プロジェクトチームでも作ってネオニコチノイドについて研究していってもらいたい。

和田地区では地域活性化のため有機農業を進めていく取組があるそうです。
1月には冬期湛水不耕起移植栽培の第一人者である岩澤信夫さんが講演され、私も参加しました。
市民ネットワークでも青菅、小竹ではこの不耕起移植栽培に取り組み10年近くなります。
国は昨年度から環境保全型農業直接支払交付金制度を創設し、エコ農業プラス冬期湛水管理が支援事業になっています。
環境にやさしい農業を推進する取り組みを佐倉としてぜひ積極的に進めていただきたいと考えます。

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相変わらず、農薬を安全に使うよう指導するのが農政課は役割。
でも、農業の差別化をして、いかに付加価値を付けるか、戦略的に有機農業、減農薬を進めていってもいいのではないだろうか。
という主旨の質問だったのだけど。

農薬を空中からばらまいても、一体どれだけ効果があるというのか。
農薬会社とラジコンヘリを作っている会社が儲かるだけでしょ。

一方、トキが巣立ったとニュースになる。
彼の地佐渡では、トキのために減農薬?有機農業?
ニッポニアニッポンを絶滅させといて、多額の税金を投入して里にトキを放つ。

農薬、化学物資、そして放射能で人類が弱って絶滅しかかったら、だれがプロジェクトを組んで、ホモサピエンスを絶滅から救ってくれるのだろうか?
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映画「いのちの林檎」 早苗さんの近況

2012-05-31 02:11:02 | 化学物質過敏症
私たち「生活環境を健康にする会」主催で「いのちの林檎」を上映し、大勢の方に観ていただいた。

私たちは大量の化学物質の影響を受けながら、日々生活している。
今は発症していなくても、化学物質過敏症予備群は大勢いるはず。
そしてすでに化学物質過敏症になってしまった人も日本には70万人〜100万人いるという。

「いのちの林檎」を観ていただき、化学物質過敏症で苦しんでいる患者への理解を深めてもらえたと思う。
また、生活環境から化学物質をできるだけ遠ざけることで、健康被害が防げるし、子どもたちや胎児への影響を食い止められる。
そのためにも、無用な、不要な農薬、化学物質を使わないでほしいという声を大きくしていきたいと活動している。

映画上映後、「早苗さん達は今どうしているのですか?」という問い合わせをいただいた。
映画プロデューサーの馬場さんから早苗さん道子さんの近況をお知らせいただので、報告します。*******

早苗さんは、映画の最後にでてきた小屋でお母さんと暮らしています
呼吸困難は、相変わらずあるそうですが、鶏を飼って、卵を食べ、食べられるものが増えてきたそうです。

土日は、お父さんと弟さんが来て、薪を運んだり、力仕事をしてくれるそうです。
弟さんが、あと二棟、小屋を作ったそうです。
弟さんたちが泊まれる小屋とシャワーができる小屋。

お母さんが、
「早く治ればいいと思うことを止めて、今日一日、生きれたことを感謝すればいい、と思うことにしたら、気が楽になった」
と話してくださいました。

早苗さんは、呼吸困難や、昏睡や、硬直がありながら
「あ、すみれが咲いたね、きれいだね」
「北アルプスがきれいだね」
「今日のうどん、おいしいね」
と毎日ひとつ、小さな幸せをみつけて暮らしています。

お母さんの道子さんは、台所道具を工夫したり、
オーガニックの服にレースの衿をつけたり、少しでも、生活が楽しくなるようにしています。

*************************************************

お母さん道子さんの言葉は、とても重みのある言葉です。
私たちは、
「なぜこんなことになったんだろう」とか
「これからどうなるんだろう」とか、ついくよくよと思い悩みます。

しかし、現状を受け入れて、日々の暮らしに感謝する気持ちが、生きる力につながるんだなぁと、改めて思いました。

それにしても、早苗さんが鶏を飼って、卵を食べることができる生活になったことを聞くと、他人事ながらうれしくなる。

「いのちの林檎」を観た方、皆さんにとってもうれしい報告ではないでしょうか?

多くの方に「いのちの林檎」を観ていただきたいと思います。
各地で上映会を企画していただけたら、うれしいです。

問合せ先
いのちの林檎公式HP




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【拡散歓迎】5/12学習会「化学物質で脳にダメージ!?」@きららホール船橋フェイスビル

2012-05-10 18:32:23 | 化学物質過敏症
生活環境を健康にする会の企画 第2弾
「化学物質で脳にダメージ!?」〜微量の農薬でも、知能(IQ) 低下?〜

わたしたちは、多くの化学物質に囲まれ生活しています。
煙草の煙、衣類の防虫剤、トイレの消臭剤、部屋の芳香剤、虫よけ、除菌剤、匂いのキツイ洗剤、毛染め、庭木の消毒(殺虫剤)、建材、本のインク・・・
とキリがありません。
呼吸と一緒に吸い込み、知らないうちに体は化学物質の影響を受けています。
年々増え続ける子どもの発達障がい。
化学物質と脳の関係を分かりやすく話していただきます。

日時: 5月12日(土) 10時〜12時 (9時45分開場)
場所: 船橋市民文化創造館 きららホール(フェイスビル6階)
    千葉県船橋市本町1-3-1 
    JR・京成・東武 船橋駅 徒歩2分

講師: 黒田 洋一郎 氏  脳神経学者・医学博士
プロフィール: 
    東京大学農学部農芸化学科卒業 東京大学大学院博士課程単位取得退学(分子遺伝学)
    ロンドン大学精神医学研究所 留学 (元)東京都神経科学総合研究所 研究員
著書: アルツハイマー病(岩波新書)脳と神経の科学(オーム社)など

資料代:500円 
主催: 生活環境を健康にする会 
HP: http://seikatukankyo.jugem.jp/
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