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ペヤング全24種生産、販売休止…再開まで数カ月 「売って」と要望も

「ペヤングソースやきそば」を始め、全商品24種が回収される
「ペヤングソースやきそば」を始め、全商品24種が回収される
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 カップ麺の「ペヤングソースやきそば」に虫の混入が指摘された問題で、製造元のまるか食品(群馬県伊勢崎市)は11日、調査の結果、製造過程で混入した可能性が否定できないとして、全商品の生産と販売を当面の間休止すると発表した。

 同社によると、混入したとされる異物を外部機関で分析した結果、ゴキブリと断定された。今後、品質管理徹底を図るための改善策をまとめ、工場設備を改修するため、再開まで数カ月はかかる見通しという。生産を休止する商品は、いずれもペヤングブランドの24種類。群馬県内の2工場で製造し、全国で販売している。同社の工場にはこの日、自主回収し廃棄予定の麺の入った袋が山積みにされていた。

 同社は、既に自主回収している2種類以外は「安全上の問題はない」としつつ、消費者が心配な場合は全商品について、着払いで返送すれば代金を返す。流通業者の元にある商品もすべて回収することを決めた。

 混入問題は、消費者の1人が今月2日、「ペヤング ハーフ&ハーフ激辛やきそば」にゴキブリが入っているとの写真をツイッターに投稿し発覚。まるか食品は4日、11月10日に同じ製造ラインで作られた「ハーフ&ハーフカレーやきそば」を含む2種類の計約4万6000個の自主回収を発表していた。

 スーパーも対応に追われた。関東圏を中心に店舗を展開する食品スーパー「いなげや」(東京都立川市)はこの日、全店でペヤングブランドのカップ麺の販売を取りやめた。販売再開は、信頼回復に向けた準備が整ったとのメーカー側の判断を待ちたいと説明した。東京都練馬区のスーパー「アキダイ関町本店」も販売を休止。客からは「数個でいいので売ってほしい」との要望もあった。

 同社は「多大なご心配とご迷惑をかけ、心よりおわびする」とコメントした。問い合わせはお客様相談室=(電)(0120)328189。

 ▽ツイッター投稿で企業が動いたケース

 ▼USJ 13年7月、大学生3人が大阪市のUSJで、わざとボートを転覆させ遊具を停止。テーマパークが被害届を提出し、学生は威力業務妨害容疑などで書類送検

 ▼アイスケース 13年9月、19歳少年が大分市のスーパーのアイスケースの中に入り込む。店は被害届を提出、少年は器物損壊容疑で書類送検

 ▼土下座 14年10月、札幌市の43歳主婦が衣料品店の店員に土下座を強要。衣料品店は被害届を提出し、主婦は強要の疑いで逮捕

[ 2014年12月12日 05:30 ]

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