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セリグの院政阻止をもくろむ親友率いる反対連合

 大リーグ機構(MLB)は、14日(日本時間15日)のオーナー会議で次期コミッショナーを選出する。メディアも球界も、薬物汚染選手処分の指揮を執ったロブ・マンフレッド最高執行責任者(COO)か、ビジネス戦略に巧みなティム・ブロスナンMLB副社長のどちらかで決まりと見た。いずれにしても来年1月に引退するセリグ・コミッショナーの「院政体制」。そこに反セリグを叫ぶトム・ウェナー・レッドソックス経営会議議長が登場した。メディアはにわかに活気づいた。

 反セリグ連合をつくるのはホワイトソックス、レッドソックス、レッズなど7球団で、リーダーはホ軍のジェリー・ラインズドルフ・オーナー。22年前に当時ブルワーズのオーナーだったセリグ氏と組んでフェイ・ビンセント前コミッショナーを追い落としたセリグ氏の親友だ。時は流れ、右肩上がりで利益を増やし、その実績を背景にコミッショナーが強権を握って個々の球団経営にまで介入するセリグ流に我慢できなくなった。不満を持つオーナーを集めて院政阻止に乗り出したのだ。

 次期コミッショナーは30球団のうち23球団の賛成で決まる。メディアの票読みはマンフレッド氏が依然有力だが、ブロスナン氏と票が割れ1回の投票では決まらない。一方の反セリグ連合はあと1票で院政阻止が可能。「投票はローマ法王の選出と同じやり方で候補者のうち誰かが23票を獲得するまで何回も行われる。投票回数が多くなると反セリグ連合は負けても今後の発言力が増す」と匿名MLB幹部。

 票固め、切り崩しが激化する中、セリグ氏の旧所有球団ブルワーズも反対連合なのが分かった。「セリグは慌てている」と匿名MLB幹部。生臭い権力闘争の決着まであと5日…。 (野次馬)

[ 2014年8月10日 ]

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