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PS進出枠増が引き起こしたレッズ監督解任劇

 監督の首は、ポストシーズン試合にいきつけば安全といわれた。ところが、ワイルドカードゲームでパイレーツに敗れたレッズのダスティ・ベーカー監督が来季の契約を残し、解任された。

 大ナタを振ったのはウォルト・ジョケッティGM。2008年に低迷するレッズ立て直しでカージナルスGMから移籍し、ベーカーを監督に据えた名GMだ。2人はこの6年間で2度の地区優勝と今季のワイルドカードとで3度のポストシーズン進出を果たした。それが、なぜ…。「レギュラーシーズンを5連敗で終わり、ポストシーズンの第一歩で敗戦。この6連敗が解任の理由」とジョケッティGMは言っている。

 ポストシーズン進出枠が昨季から10チームに増えてハードルが下がった。それで戦力を持つチームの監督合否基準が、ポストシーズンで勝ち上がりワールドシリーズへと高くなった。その流れの解任劇というのがレッズ担当記者の見立て。ベーカー監督はジャイアンツ、カブスでも地区優勝を果たし3度最優秀監督に選ばれている。後任はこのキャリア以上の監督か…、レッズ担当記者の頭に浮かんだのがジョケッティGMのカージナルス時代の監督で2年前に引退したトニー・ラルーサ氏、両リーグでワールドシリーズを制した大物だ。ラルーサ氏は「最近ジョケッティに会ったら“君の顔は10年間も見続けた。もう見たくない”と言われたよ」。GMは隠し玉の監督候補を持っているのかもしれない。

 ところで解任されたベーカー氏、来季年俸は保障され、どこかのチームで監督リサイクルでは、との予想がある。こうなると監督商売、厳しいのか、甘いのか、分からなくなってきた。

[ 2013年10月13日 ]

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