3月26日の北海道新幹線開業を見据え、初の救助訓練が15日、北斗市の高架橋で行われた。実際の新幹線車両を使い、大規模地震で列車が脱線した状況を想定して実施した。雪が吹き付け視界が悪くなる場面もあるなか、北海道旅客鉄道(JR北海道)と南渡島消防事務組合、道警など10機関から約260人が参加し、けが人を搬送する手順を確認した。
北海道南西沖を震源とする震度6強の地震が発生し、乗客119人が乗った新函館北斗発の新幹線車両H5系が脱線したと想定。救急隊らが高さ10メートルの高架橋に入り、緊急停止した車両から乗客を降ろして、高架橋に設置している斜路を通って地上に誘導した。
訓練終了後、JR北海道の田畑正信常務は記者団に「冬の場面で、救護した後の乗客をどう保護し、待機してもらうのかを検討していきたい」と話した。2月には青函トンネル内でも救助訓練を実施する予定。
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