日本郵便は20日、東京都世田谷区のローソンの店舗から宅配便「ゆうパック」の荷物を配達する実験サービスを始めると発表した。ローソンと佐川急便グループが共同出資する企業に日本郵便が配達を委託する。1店だけの実験サービスで、コンビニを舞台にした配送サービスで宅配便大手が相乗りすることになる。
26日から7月末までローソンの「駒沢公園通り店」で実験する。近くの世田谷区駒沢4丁目に届けるゆうパックの荷物をコンビニ店内で積み替え、SGローソンの担当者が台車で宅配する。受け取る人が配達時に不在だった場合は、夜間にコンビニで受け取ることもできる。
SGローソンは2015年6月にローソンと佐川急便を傘下に持つSGホールディングスが共同出資で設立した。現在は世田谷区内の10店のローソンを拠点に、佐川急便の「飛脚宅配便」の荷物を配送するほか、店舗に注文があった飲料や食品を配達している。
日本郵便は08年からローソンと提携しており、店頭で荷物を受け付けるなどの取り組みをしている。ただ、店舗を拠点とした配送サービスでは組んでおらず、SGローソンとの実験をふまえ拡大するかどうか判断する。宅配便大手では首位のヤマト運輸も店頭での荷物受け取りを拡大するなど、コンビニとの連携が進んでいる。
ローソン、ゆうパック、SGホールディングス、日本郵便、佐川急便、ヤマト運輸
日本経済新聞社は16日、2015年12月の「日本経済新聞」朝刊販売部数(日本ABC協会公査)と16年1月4日時点の「電子版」会員数を公表しました。日本経済新聞では半年ごとに最新の部数、会員数をお知らせしています。
日本経済新聞・電子版購読数合計 | 318万2315 |
---|---|
日本経済新聞朝刊販売部数 | 273万2604 |
電子版有料会員数 | 44万9711 |
うち新聞と併読除く電子版単体 | 24万7505 |
無料登録会員を含む電子版会員数 | 297万3070 |