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北朝鮮核実験への対応、米国務副長官「中国の指導力に期待」

2016/1/20 18:56

　【ソウル＝加藤宏一】ブリンケン米国務副長官は20日、訪問先の韓国で北朝鮮の４度目の核実験への対応を巡り、「中国のリーダーシップに期待している」と述べた。尹炳世（ユン・ビョンセ）外相らとの会談後に記者団の質問に答えた。

　ブリンケン氏は「中国は北朝鮮と特別な関係があり、特別な役割を果たせる」と指摘。中国は北朝鮮の貿易の大部分を占め、「ほかの国より影響力がある」として制裁などで実行力のある対応を求めた。

　ブリンケン氏は同日、韓民求（ハン・ミング）国防相や尹外相らと相次ぎ会談。韓国外務省の林聖男（イム・ソンナム）第１次官との会談では北朝鮮の核実験に対して相応の代価を支払わせることを確認し、今後の追加挑発に備えて米韓両国が万全の体制を維持することで一致した。ブリンケン氏は21日、北京で中国高官と会談する予定だ。