【ドバイ=久門武史】中国の習近平国家主席は19日、訪問先のサウジアラビアの首都リヤドでサルマン国王と会談し、サウジの原子炉建設への協力など計14の覚書・協定に合意した。中国が進める経済圏構想「一帯一路」での協力強化や、両国の石油会社間の戦略的協力も確認。テロ対策で両国が協議する枠組みをつくることも盛り込んだ。国営サウジ通信が伝えた。
中国国営新華社によると、両首脳は2国間関係を「全面的戦略パートナーシップ」に格上げするとの共同声明を発表。シリア情勢について深い憂慮を表明し、平和的な方法で政治解決する方針を改めて確認した。
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