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府中市郷土の森博物館、指定管理期間を国内最長の12年に

2016/1/20 10:00
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 東京都府中市は2016年度から、大型のプラネタリウムで知られる府中市郷土の森博物館で、指定管理者として企業などに運営を委託する期間を5年間から12年間に延ばす。専門人材の確保などには長期の時間が必要と判断した。博物館の指定期間で12年間は国内最長という。

 同博物館は06年度に指定管理者制度を導入。市の外郭団体である府中文化振興財団が06年度から10年度、11年度から15年度まで運営を受託してきた。16年度からは管理者が同財団とプラネタリウム製造大手の五藤光学研究所(府中市)が組むグループに決まったが、これに合わせ委託期間を28年度までとする。

 指定期間の延長について、市は「学芸員など人材の確保や育成、研究活動は長期間にわたるため」としている。老朽化しているプラネタリウムの改修を計画しているため、工事から運営まで五藤光学のノウハウを活用したいとの狙いもある。

 博物館の運営には高い専門性が求められるが、指定管理者制度を導入した自治体では短期間での成果を望み委託期間を5年間など比較的短くするところが多い。関係者の間では期間の長期化を求める声が多く、日本学術会議は既存施設では10年を目安とすべきとの声明を出している。

 首都圏ではこれまで東京都の江戸東京博物館は8年間、5年間だった横浜市の歴史博物館は16年度から10年間に延ばす。

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