東海市名和北交差点であいさつする伴野総支部長

 伴野豊民主党愛知8区総支部長は30日午前、枝野幸男幹事長とともに東海市名和北交差点で街頭演説を行った。(写真上は東海市名和北交差点であいさつする伴野総支部長)

 伴野総支部長は、「この2年間、自分の内面を見つめ直し、自問自答しながら地元を歩いてきた」と述べ、捲土重来(けんどじゅうらい)を期す今の心境を語った。そして、安倍政権の2年間を振り返り、「この国がよくなるならどの政党であろうと応援しようと思っていたが、よく見ると安倍政権は弱い人の立場をまったく理解してない」として、「政治は弱い立場にある人たちのもの」という自らの信条を述べた。安倍政権の経済政策については、「アベノミクスは大企業や富裕層に大きな富をもたらし、そこから下に滴(しずく)が落ちていくのを待つというやり方だが、雫は落ちたのか? アベノミクスは張りぼての経済政策であることが分かった」と断じた。そして、「この嫌な流れをぜひ変えさせてほしい」として、一強多弱の国会の勢力配置を変えるよう訴えた。

東海市名和北交差点演説する枝野幹事長と伴野総支部長

東海市名和北交差点演説する枝野幹事長と伴野総支部長

 枝野幹事長は、「ここ愛知県は自動車産業の中心地であり、アベノミクスの恩恵が多い地域だが、皆さんの暮らしはどうなったか?」と問いかけ、実質賃金が下がり続けていること、雇用が増えたといっても非正規雇用ばかりが増え、正規雇用は減っていること、将来への不安から消費が伸びず、内需が増えないことを説いた。そして、一時的なカンフル剤ではなく、漢方薬のようにじわじわ効いてくる政策の重要性を説き、「政策ができる、熱い志を持つ、裏方の仕事もできると三拍子そろったのが伴野さんだ」として、これからの活動への支援を訴えた。