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松田知幸(1)五輪内定選手日本人第1号 金メダル1号狙い撃ち

気合の表情を見せる松田
10メートルエアピストルを手に神奈川県警の庁舎の前で気合の表情を見せる松田
Photo By スポニチ

 10年8月の射撃世界選手権で50メートル、10メートルエアピストルの2冠を獲得し、全競技を通じて日本人第1号の五輪内定選手となった松田知幸(36=神奈川県警)は、本番でも期待の金メダル候補だ。警察官であった父・好裕さん(64)の背中を追って警察官になり、ピストル射撃に出合った。そして、日本代表コーチのエミール・ドゥシャノフ氏(50)の指導を受けてレベルを上げていった。“2人の親父”に導かれ、世界一の警察官へと成長した。

 04年、マレーシア・アジア選手権に向けた選考で、日本ライフル射撃協会内では議論が交わされていた。「今から考えると、代表2年目で経験の少ない“ぽっと出”が、よく出られたなと思います」。のちに、松田はそう述懐する。当時はまだ「神奈川県警の松田くん」。そんな28歳の処遇で意見が割れていた。

 アテネ五輪の出場枠を確保するための最後の大会だった。「新人を出すメリットが少ない」と指摘する声もあった。ただ、松田は選考会2位。出られる資格は十分にあった。結局、協会強化部とコーチ陣との協議で派遣が決まるが、ブルガリア人の日本代表コーチ、ドゥシャノフ氏も推挙していたことが後に分かる。それ以来、松田はドゥシャノフ氏の指導を受けるようになる。

 「若いころから見てもらっているから、兄貴というより親父に近い感じですね。ちょこまかしたイタズラ好きの、明るくておちゃめなおっさんですけども」。おっさんと呼ばれる“親父”は、松田の眠っている才能に、いち早く気づいていた。

[ 2012年5月16日 ]

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