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有栖川宮記念公園で「ミネラルクリアー」散布

有栖川宮記念公園でミネラルクリアーを散布する職員

 湖沼や河川の水質・底質を改善する「ミネラルクリアー」の散布がこのほど、東京都港区の有栖川宮記念公園で実施された。同浄化剤は総合化学メーカーの宇部マテリアルズが開発。底質の有機物の分解を促進し、アオコの発生を抑制する。海水から抽出した100%天然ミネラル成分でできており、簡単かつ安全な散布をできることも特長だ。

 有栖川宮記念公園では約3000平方メートルの池に1トンを散布した。上野・不忍池などでも散布されており、都内の公園の美化に一役買っている。

有栖川宮記念公園で散布されたミネラルクリアー
 ▽問い合わせ 株式会社クリーンアーステクノロジー【港区芝大門1丁目、電話03(6430)9615

宇部マテリアルズ「舗装名人」が出雲市西谷墳墓群整備で採用

国指定史跡・西谷墳墓群の2号墓

 島根県出雲市にある国指定史跡・西谷墳墓群(にしだにふんぼぐん)は、弥生時代の終わり頃(約1800年前)から約500年間にも渡って墓地だった珍しい遺跡。中でも2、3、4、9号墓は弥生時代に造られた全国最大級の四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)で、代々の出雲王たちが葬られたと考えられている。出雲市は西谷墳墓群の整備を行い、その整備の一部に宇部マテリアルズ(本社・山口県宇部市)のマグネシア系土壌固化材「舗装名人」が採用された。その理由とは?

 宇部マテリアルズの「舗装名人」が出雲市文化財課の決定により使用された理由は次のとおり。施工された西谷墳墓群は弥生時代後期後半(2世紀末)から古墳時代にかけて築造された遺跡である。特に、中国山地から日本海沿岸地域に多く分布する四隅突出型墳丘墓が6基築造されていることで有名で、弥生時代後期後半(2世紀末〜3世紀)につくられた西谷2号墓、3号墓、4号墓、9号墓は全国的に見ても大型の墳丘墓で、9号墓は日本最大の四隅突出型墳丘墓である。

復元整備された西谷2号墓

 平成12年3月には、西谷墳丘墓が国史跡の指定を受け、出雲市は平成12年4月から西谷墳墓群史跡公園の整備を開始し、平成22年3月に西谷墳墓群のガイダンス施設となる「出雲弥生の森博物館」とともに整備が完了した。公園整備では、2号墓、3号墓の復元が最も大きな整備となった。2号墓の整備では、墳丘墓の内部に入って、埋葬した状態を特別な装置を使って見せるという、大変ユニークな仕掛けをしており、来園者に喜ばれている。「舗装名人」の使用は2号墓の外観となる天場と歩道に、コスト面の考慮と景観や植物など周辺環境に与える影響が少ないことで採用となった。

  施工業者は西谷2号墓の復元整備にあたり、景観・防草対策で周辺環境、歴史感、動物、植物を考慮してマグネシア系土壌固化材(舗装名人)の使用を提案した。回遊路である歩道、憩いの広場、また写真の2号墓復元では、天場、石と石との間詰めによる防草対策で「舗装名人」に絞り、地域のまさ土でサンプル製作後、本工事の使用材料として採用された。同固化材は、サプリメント・肥料の成分でもあるマグネシウムを主成分としており、動物や植物には無害であることも関係した。また、施工済みまさ土舗装の修復も容易であり、発生した残土は産業廃棄物処分にしなくても良い点も評価の一つとされた。

弥生時代における西谷2号墳墓上での祭事風景

 古墳群は全国に点在していることは間違いない。ただし、地方自治体において古墳群の管理はバラバラのようである。近年、温暖化とともに文化遺産の管理も大変な状況と思える。一つの例として、堺市の仁徳天皇陵があることは皆さんご存知と思う。上記で説明した土・草に対する環境対策としての「防草名人」、「舗装名人」ではないが仁徳天皇陵の周囲は広大な池で囲まれている。この池に昨今、アオコが大繁殖しているということである。原因は多々あると考えられるが、一つは近隣の住宅からの汚水の流入による富栄養化に伴うアオコの繁殖が考えられる。結果的に夏場のアオコの大繁殖による文化財遺産の見栄えの悪さと悪臭、また、暑い時期を過ぎた後に水面のアオコが底泥に沈殿することでより富栄養化を助長する要因ともなっている。温暖化が文化財の管理に対して相当の負荷をかけることは間違いないと考える。前段に戻るが「舗装名人」で土舗装するとヒートアイランド現象の防止にも役立つ。現存する古墳群の維持管理や今後の整備において土舗装の採用を検討することも必要と考えられる。

  今後の宇部マテリアルズの環境材で期待できそうな用途や分野について以下の使用方法が考えられる。

(1)高速道路の中央分離帯並びにのり面の防草対策
(2)線路わきの防草対策
(3)都市部のビルとビルの合間の土舗装(舗装対策=ヒートアイランド対策)
(4)都市部におけるゲリラ豪雨対策のため、土舗装に変更を進めることで土による水量の低減対策(舗装名人)
(5)高齢者が居住する一戸建ての自宅に対する防草対策
(6)墓の防草対策等

  <問い合わせ>環境材販売先:宇部マテリアルズ(株)電話0836(31)0156

プール洗浄促進材「マグクリーンSP」の実証実験が成果

水溶液をプール水面に散布

 建築・環境事業や宇部マテリアルズの商材を手掛ける株式会社ICD(東京・港区)が、プールの洗浄促進材「マグクリーンSP」を開発、東京都の公共プール2カ所でこのほど効果実証実験を行った。

 毎年開場前のプールは、放置した水の腐敗や、外部から流入する有機物の影響により、「藻」「コケ」「ヌメリ」が発生し、ヌメリや、こびり付いた藻やコケは簡単には取り除けない。プール開館前の清掃で「マグクリーンSP」効果実証実験を行った結果、プールの中に散布するだけでヌメリをなくし、底に堆積した汚れを浮かせる効果が確認できた。

 公共プール、小・中学校の屋外プールは、生徒・PTA・業者によって清掃されるが、この実験では、ヌメリによる転倒事故の防止や清掃作業時間の短縮、またプール底面の塗料保護にもなることが証明され好評を得ることができた。今シーズンオフより、販売を始める予定で商標登録出願中。

【マグクリーンSPについて】
≪1≫プール管理の現状 屋外プールは、年間2カ月余り(通常7、8月)使用されており、ろ過装置と塩素により水質管理されている。しかし、それ以外はプール内の乾燥による劣化防止や、防火用水への利用目的で、水を張ったたままで放置され、雨水など対外的環境から有機物などが流入し、ヌメリや藻・コケが発生する。清掃は、堆積したヘドロを除去、塩素系薬剤を使用し、高圧洗浄後ポリッシャーを使って、こびりついた汚れを研磨するため塗膜にも負荷をかかっている。塗膜が剥がれるとコンクリートが劣化し藻やコケの根が剥がれにくくなり、プ−ルの維持管理費等に負担をかける。

≪2≫マグクリーンSPの安全性 この商材は、海水と石灰の反応により生成された100%天然成分の自然に優しい弱アルカリ性環境改善材で、清涼飲料水やサプリメント、胃薬などにも使用されており、人体・生物にも悪影響のない安全な商品。

汚れが底面に浮きデッキブラシでこすると簡単に取れる

≪3≫使用方法 プール清掃の1〜3カ月前にマグクリーンSPを水で希釈(1キログラム:30リットル)し、水溶液をプール水面に散布する。壁面・底面を弱アルカリ性に保つことで、有機物が分解し、汚れが底面に浮いた状態になる。散布量:1平方メートルあたり50〜80グラム(25m公認プールで20〜30キログラム)※汚れ具合により散布方法と散布後の放置期間が異なる場合がある。希望小売価格30,000円/1袋(20キログラム)消費税・送料別

≪4≫マグクリーンSPの効果
・前年に比べて、壁面のコケが少なくなり清掃しやすい
・底面は、ヌメリが無く、コケが浮いている状態
・デッキブラシで一度こすると簡単に取れる
・清掃時間が大幅に短縮できる
・プ−ルの維持管理費が安価

≪問い合わせ≫
(株)クリーンアーステクノロジー
〒105−0012 東京都港区芝大門1−4−10大蔵ビル5F
TEL:03−6430−9615 FAX:03−6430−6662
http://www.cet-j.com

環境イベント閉幕!5日間60社150人来訪で大盛況

雨の中、スポニチプラザ大阪を訪れ、入浴剤などのつかみ取りにチャレンジする来場者

 スポニチプラザ大阪で開催していた宇部マテリアルズ(本社・山口県宇部市)とスポーツニッポン新聞社のコラボイベント「〜奇跡の“環境タッグ”が日本を変える!!〜」が6月13日、閉幕した。

 5日間で計60社、150人が訪れ、宇部マテリアルズの研究、技術に感心しきり。雑居ビル管理や下水道関連など役所関係者が資料、ビデオなどの送付を求めていた。

連日、丁寧な応対を続けた宇部マテリアルズ(株)製品開発部環境材グループリーダーの西野伸幸さん(57)は「スポニチさんのおかげでいろんなお客さんを呼んでいただいた。製品の説明に1時間30分はかかり、出張しても1日2、3社の方とお話しするのが精いっぱいです。経費、移動時間など考えても効率がいい。今までプレゼンや数多くの出展をしてきましたが、今回が一番有意義でした。あとは現場の実務者の方を呼べるかでしょう。年に1、2回はやりたいですね」と総括。異色コラボの成果に満足げだった。

奇跡の環境コラボフェア、スポニチプラザ大阪で開催

奇跡の環境コラボフェアが開幕、商談する来場者

 宇部マテリアルズとスポーツニッポン新聞社がコラボレーションした環境イベント「〜奇跡の“環境タッグ”が日本を変える!!〜」が6月9日、スポニチプラザ大阪で開幕。土木業界関係者やビルメンテナンス関連の人々が次々と商談に訪れた。

 ビルピットの上から散布するだけで臭いを消すことができる悪臭対策改善材の「ピットクリアー」など宇部マテリアルズの技術、取り組みを伝えるパネルなどに来場者は真剣に見入り感心する。

 「新しいビジネスとして取り上げることができるのか、という問い合わせが多いですね。また個人的に環境について興味を持たれる方も多い。市民運動につなげていただけたらありがたい」と宇部マテリアルズ製品開発部新製品グループ課長の粟田敬二課長(57)は対応に追われていた。

 会場では歯を白くするハイドロキシアパタイトが15%も配合されている歯磨き(700円、120グラム)など生活関連用品や基礎化粧品を特別価格で販売。入浴剤などのつかみ取りコーナー(1回300円)も人気を呼んでいた。

大気を浄化「カルブリードEX」に注目

煙道の中の除去イメージ
  

 宇部マテリアルズの環境関連商品は水を浄化するミネラルオーシャンばかりではない。ターゲットには大気も含まれている。ごみを焼却する際に発生する排ガスもきれいにしてしまおうというのが「カルブリード」だ。

 どんなにエコな生活をしていても、人は必ずごみを出す。個人単位では少量でも、収集すれば膨大な量だ。これを単純に燃やすと、有害ガスが大気に放出されてしまう。代表的なのが塩化水素(HCl)と硫黄酸化物(SOx)。これらが大気中にそのまま放出されると酸性雨や光化学スモッグの原因になる。聞いただけでもおどろおどろしい!

 ともに法律や条令で厳しく規制されているため、各焼却場では排ガスを大気に放出する前に消石灰を吹きかけ、化学反応によって有毒物質を除去している。一般的に使用されるのは特号消石灰。宇部マテリアルズの場合は「高反応」をうたう「カルブリードシリーズ」だ。どこが高反応かというと、「カルブリードSU」は特号消石灰と比較したところ、40〜50%の量で同じ効果を得るというデータがでた。従来品の半分の使用で同じ効果が出るのだから「エコ度」は高い。 これだけでも驚きだが、実は昨夏にSUの改良版「カルブリードEX」も完成している。こちらも特号消石灰と比較すると、30〜40%の量で同じ効果を得ることが出来る。効果率の進歩は目を見張るほどだ。

 排ガス処理の能力が従来品と同じで、使用量が劇的に減少するということは、処理にともなう飛灰の削減にもつながる二重の効果がある。まさに一石二鳥。この飛灰の削減効果は想像以上に社会に与える影響が大きい。飛灰は無害化された後、最終的には埋立処分される。ご承知の通り、今の日本はゴミの捨て場に非常に苦慮しているのが現実だ。宇部マテリアルズは社会の将来を見据えて今後も開発を進めていく。

  詳細は宇部マテリアルズのウェブサイト(http://www.ubematerials.co.jp/)で。

 

 <カルブリードSU/EX使用量(対特号消石灰比較)>

 ◎塩化水素除去率90%における比較

 特号消石灰:100% → カルブリードSU:51%(特号比49%減)

                             ↓ (SU比10%減)

               → カルブリードEX:41%(特号比59%減)

 ◎硫黄酸化物除去率60%における比較

 特号消石灰:100% → カルブリードSU:42%(特号比58%減)

                              ↓ (SU比9%減)

               → カルブリードEX:33%(特号比67%減)

三浦マラソンに「宇部マテリアルズ・ブース」登場

三浦マラソンに登場した宇部マテリアルズのブース
 約1万4000人が参加した国内屈指の市民マラソン「第28回2010三浦国際市民 マラソン」(3月7日=神奈川・三浦海岸発着)主会場で宇部マテリアルズのブースがデ ビューした。同社が扱う基礎化粧品を特別価格で販売したほか、レース後の参加者に洗顔 パウダー「無添加宣言」の試供品もプレゼント。女性ランナーを中心に引く手あまた状態 の好反響だった。

【連載】扉を開く 水の未来(上) 宮古島発“化学反応”起こすプロジェクト

クリアウォーター散布後、きれいになった東京・呑(のみ)川

プロ野球キャンプ地で

  きっかけは09年2月7日の沖縄県宮古島だった。「宮古島エコハートプロジェクト」で、キャンプ中のオリックス選手が地元の野球少年とともにマングローブの胎生種子100本を植林した。アレンジしたのは宮古島、オリックス球団、JTB西日本、そしてスポニチ。この「グリーン・ニューディール活動」は、4団体が手を結んだことで大きなうねりに発展した。≪続きを読む≫

扉を開く 水の未来(中) 都市部の悪臭解消へ需要高まる“白い粒”
扉を開く 水の未来(下) ゴルフ場で競艇場で異業種間の“流れ”よくする


環境事業推進 スポニチと宇部マテリアルズが業務提携

スポーツニッポン新聞社・山本進社長(左)と握手を交わす宇部マテリアルズ・安部研一代表取締役社長
 スポーツニッポン新聞社は10月27日、環境関連用途の事業強化を進めている宇部マテリアルズ(山口県宇部市、安部研一社長)と包括業務提携契約を締結しました。ともに環境関連事業に力を注ぐ企業として、広く社会に貢献し、互いの企業価値を高めるためのジョイントです。

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